キス zm×em ページ2
エーミールside
休日の昼下がり。
いつもなら特にすることも無く本を読んで過ごすのみだが、今日は少し特別だった。
ゾムさんが遊びに来てくれたのだった。
「どうしたんですか、連絡もなく急に来て」
嬉しいのが声色でバレないように気を付けながら淹れた紅茶を差し出す。
彼は頭を掻いてイタズラっぽく笑って見せた。
その表情がなによりも愛おしい。
「エミさんならどうせ暇に休日消化するんやろうなと思ってさ笑」
でも言ってることは全く愛おしくない。
「なんですかそれ、私は貴方に会えて嬉しいのに…」
頬を膨らませ拗ねたように返してみればゾムさんは眉を下げて笑った。
私と彼は付き合っている。
1年前……くらいからだろうか。
そんな事を考えていると彼が歩み寄ってきた。
私の頬に手を滑らせ、熱っぽい瞳で私を見つめる。
これは、よくするゾムさんのキスの合図だった。
瞳を閉じて唇に愛を待つ。
……けれど、口付けを受けたのは唇ではなく。
ちゅ。
額であった。
「え…」
呆気に取られている私をニヤニヤして見ている彼。
「口にして貰えると思ったん？かわええなぁ笑」
笑われ恥ずかしくなってしまう。
と思えば。
ちゅ。
今度は耳にキス。
「あぅ…」
少し声が漏れてしまった事を恥ずかしがっている私の事など知らず、ゾムさんは手、耳、額、頬に何度もキスをしてくれる。
「ひぅ…あ…ん」
鼻に掛かった声が自然に漏れていった。
頬に置かれた彼の手が、愛おしそうに滑る。
くすぐったい。けれど彼の体温が心地良い。
「エミさん顔真っ赤、あっつあつ」
そういう彼の瞳こそ、熱に揺られていた。
「口は…してくれないんですか…？」
「して欲しい…？」
ずっと我慢していた唇を切なげに開けば、彼は色っぽい目つきで私を見る。
今「欲しい」と言えば、彼はどんなキスをしてくれるのだろう。
なんて期待を抱きながら。
「欲しい…です……」
そう呟く。
呟いた私の唇が閉じる前にゾムさんの唇が宛てがわれる。
温かく、柔らかい。
私の頬に置かれていなかった左手は私の腰に回った。
ぐっと引き寄せられ、彼のとの距離が更に縮まる。
ちゅ。ちゅぅ。
軽く吸い付くように優しくキスをされる。
短い音が何度も響き、私の鼓膜を震わせた。
音も、感覚も何もかもが心地よい。
彼の手がある腰の辺りと頭がぼんやりと熱を持つ。
目を開ければ視界いっぱいに彼の姿。
彼の唇を受け入れながら、私は再び目を閉じた。
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翼優(プロフ) - ぽっとけーきさん» 了解しました！またよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (
レス) id: 4e47165b2e (このIDを非表示/違反報告)
翼優(プロフ) - ピッピ168号さん» りょ〜かい！また見とくね!ピッピちゃんも私のオススメ見といてなー! (2023年2月15日 23時) (レス) @page37 id: 4e47165b2e (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 翼優さん» ぜひぜひvol.２の私がリクエストしたやつもみてちょーだいな♪翼優ちゃんのもどんなリクするのか楽しみだわ〜♪ (2023年2月10日 20時) (レス) id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
翼優(プロフ) - ピッピ168号さん» それは良かった〜！またオススメするねん♪ピッピちゃんのオススメも見るね〜！ (2023年2月10日 18時) (レス) @page37 id: 4e47165b2e (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 翼優さん» あ、私に対しては敬語外していいよ〜♪いつもみたくタメ語でしゃべろ〜よ！あなたのオススメ見たわよ〜♪最高だったわ♪(オネェ語で喋っちゃうのは癖です。) (2023年2月10日 17時) (レス) id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
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