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第参章 被告人アリス＿＿自分の事 ページ27
「あの、先生は白ウサギの事、知ってますか？」
「もちろんザンス。ミーの担当する２年３組の生徒だったザンスから」
「僕と白ウサギは…その、友達だったんです…よね？」
こんなことを聞くのはさすがにおかしいと感じながら、とりあえず質問してみた。
「何で疑問形ザンス。自分のことザンショ？」
「えっと…、わからなくなっちゃって…」
「…さぁ、ミーにもわからないザンス」
「…………………」
何かもう黙るしかなかった。
「ミーが２年３組のクラスを請け負って１ヶ月半ザンス。
申し訳ないザンスが、そこまで生徒のことは把握してないザンス」
「…そうですよね」
こんなにそっけない人だったっけ。
これが最近よく聞く塩対応ってやつなのか。
もう話題を変えよう。これを話してても無駄な気がする。
「先生はご存じないですか、僕が１４日の放課後、どこで何をしていたか」
「知らないザンス」
「ですよね」
わかってはいたけど、心がくじけそうだ。
「…ん？チョロ松は帰宅部じゃなかったザンスか」
「帰宅部……ですか」
特別運動が得意というわけでも、楽器や絵画などの芸術に興味があるわけでもないから、
帰宅部ということには納得だ。
あぁ僕の馬鹿！
部活に入ってれば、簡単に無罪を証明できたかもしれないのに！
僕が頭を抱えて悶々としていると、先生は思い出したように手を打った。
「そうだ、役に立つかはわからないザンスが、チョロ松は図書委員だったザンスよ」
「図書委員？」
「確かチミから立候補したはずザンス。
生徒会役員選挙で落選したから」
「…そ、うだったんですか」
「思い出したザンス。
よく図書館に行っていたから、そこに行けば何か情報が得られるんじゃないザンスか？」
「…ありがとうございます。図書室、行ってみます」
………思い出した。
すごく、嫌な記憶を。
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如月慧音花(プロフ) - ひぇ、ありがたいお言葉…！ありがとうございます、頑張ります…！ (2020年11月19日 15時) (
レス) id: e44a9745ad (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ずっと待ってますよ！ (2020年11月12日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
如月慧音花(プロフ) - 僥姫さん» 更新できてなくて本当に申し訳ないです。受験勉強がある上に今はこのお話を書くモチベーションが上がらなくて…。本当に申し訳ないとは思っているのですが、待っていただけると嬉しいです (2020年6月24日 17時) (レス) id: dbf5a4fb19 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - 続きは何処に？ (2020年6月24日 12時) (レス) id: b3f17b46d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月慧音花 | 作成日時：2019年12月1日 17時
