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…どうなのだろう。
第弐章 精神裁判開廷__仮説 ページ17
「え……」
言葉を失う、とはこういうことなのだろう。
頭が真っ白になって、何も話す言葉が浮かばない。
でもそれ以上に、僕の頭はショックで埋め尽くされていた。
そんな…ここまで言われても、白ウサギのことを思い出せないなんて。
「以上、君の推論も合わせて、こんなストーリーはどう?」
呆然とする頭に、トド松の声が沈んでいく。
「白ウサギはハートの女王の女王にいじめられていた。
それを苦に思った白ウサギは、ハートの女王を殺そうとした。
白ウサギはハートの女王を視聴覚室に呼び出し包丁で殺そうとするけど、ハートの女王はそれに抵抗して
…包丁を奪って白ウサギの喉元めがけて………――――――」
「デタラメもいい加減にしなさいよ、いかれ帽子屋!!」
今まで傍観していたトト子ちゃんが凄い迫力で怒鳴る。
「おぉ怖い…と、まぁ、あくまでボクの妄想だけど、どうかな?」
「それは……」
確かにその仮説でも筋は通る。
むしろ、いじめの話が本当ならそっちの方が“皆が納得できる結論”なのではないだろうか。
何故か僕は、この先に進むのに戸惑いを感じていた。
本当に、真実を確かめるべきなのか、わからない。
僕は……………。
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如月慧音花(プロフ) - ひぇ、ありがたいお言葉…!ありがとうございます、頑張ります…! (2020年11月19日 15時) (レス) id: e44a9745ad (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ずっと待ってますよ! (2020年11月12日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
如月慧音花(プロフ) - 僥姫さん» 更新できてなくて本当に申し訳ないです。受験勉強がある上に今はこのお話を書くモチベーションが上がらなくて…。本当に申し訳ないとは思っているのですが、待っていただけると嬉しいです (2020年6月24日 17時) (レス) id: dbf5a4fb19 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - 続きは何処に? (2020年6月24日 12時) (レス) id: b3f17b46d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月慧音花 | 作成日時:2019年12月1日 17時