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きょーすけくんは背中に、魚をワープ伝いに当てられ顔を歪ませながら緊急脱出
あれは私でも避けられるか分からない
「陽介くん、ここ頼むね
─わたし行ってくる」
「無茶しないでくださいよ!オレもすぐ行くんで!」
「了解っ!」と言って、月兎で地面を蹴った
きょーすけくんがあんなに悔しそうに戻って行ったんだ。私も少しでも足止めしなければならない
歩きで15分かかるところを5分もしないで、行けたんだ
あのときより距離はずっと短いんだから、1分で…いや1分もかかることは私が許さない!
「追いついた…っ!」
「お前は…」
「ここから先は通らせないから」
アステロイドを片手に携えながら言うと、「ほう」と興味があるような目で見られる
うへえ、こっち見ないでよ
敵の周りにいる魚をアステロイドで撃ち落としながら、体に当たらないように進んでいく
回し蹴りをしてみるが、避けられた
瓦礫がダメだったら、物理もダメってわけね
相性抜群だね
バイパーで複雑な線を描きながら、情報量を多くする
こうすることで、必ず隙が生まれるのだ
敵本体に当てると見せかけて、周りの邪魔なものを消していくと、僅かに体が入るぐらいの隙間が出来たため、捩りながら近づく
地面に手をついて前に回り、そのまま片脚を相手に振り下ろすと当たった感覚がした
攻撃を続けるつもりだったが、嫌な予感
咄嗟に後ろに避けると、魚やらハチやらが真上から地面に突撃しているのを見た
あと3秒遅れてたら、アウトだったね…!
今度は私の後ろを凝視する
えなに?霊的なあれ??
「標的を確認した。処理を開始する」
振り向いたら、孤月を持っている三輪くん
おお!非常に助かる〜
「み……三輪先輩!」
あれまだいたの、キミ
三雲クンが三輪くんに声をかけた
どうやら同じ隊のC級の子がキューブになったようで、敵を食い止めるからその子を助けてほしいと訴えた
私もいたのに…。三輪くん頼りになるからしょうがないけど
すると三輪くんは三雲くんのお腹を蹴りあげた
他人に縋るなと一言
「……なんだ?おまえはあいつの仲間じゃないのか」
「いま喧嘩中?みたいなもんかな」
私が勝手に返すと三輪くんに睨まれた
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ツバサ(プロフ) - 沙羅さん» うわあ、私承認欲求の塊人間なんで、コメントすごく嬉しいです!!この連休中に死ぬ気で書きます!!待っててください!頑張ります!! (2022年9月24日 18時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 夢主ちゃんの病気とはなんなんだぁ!!??!?幸せになってくれぇ!!??!更新待ってます。応援してます! (2022年9月23日 21時) (レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバサ | 作成日時:2022年9月5日 2時