37. ページ37
それからは6、7、8、9本と連続で負け越していき、最後の10本目に突入した
9本目やられたときなんか、「未来視ーッ!」って言いながら緊急脱出したからね
悔しい思いでいっぱいです
目が合った瞬間に走り出す私たち
ぐんぐん距離が縮まっていく
まるで私と迅さんの絆みたい♡
うわいま、外で見てるであろう駿くんから殺気がきた気がする!ゾワッてした!
「アステロイド!」
両手のアステロイドを3×3で分割し、力重視の弾丸を迅さんへ撃つ
と見せかけて、ギリギリで足元へと曲げて地面に当てて、土が砂埃を巻き起こした
実はバイパーでしたーってやつだ
最後は勝ちます!絶対に!!
月兎を装着している脚で、迅さんの両足を掬う
トリガーを注入していないため、ふくらはぎから下は粉砕されていない
バランスが崩れたところを─
「─かめはめっっ波ー!!」
アステロイドで撃沈させた
結果は3対7の惨敗だけど楽しかった
私のSEも活躍してくれたし(たぶん)、満足だね!
ルンルン気分てブースを出ると、というかブースを出る前から、観客として見ていたA級、B級の知人たちの笑い声
腹を抱えて笑っていた
「本人が戻ってきたぞッ」
「お前っ、音聞こえなくても最後のわかったわ…っ」
「センスありすぎ…っっ」
「いやまじッ天才…っ!」
「あははははは!」と一斉に、とてつもない声量で笑い出す男たち。迅さんもいつの間にか入っている
「いやあ、あれに関してはわたしのセンスが光った!」
「でもなんか最後のは負けた感じしないわぁ」
「ん?迅さん?迅さんは負けましたよ?」
「確かになー、さっきのはツバサが勝った言えねーな」
なぜ??ひたすらになぜ??ズルしました私?知らないうちに。え?
「えでもでもぉ、4本目のときは勝利を迅さんに捧げたようなもんでしょ?あれわたしの勝ちで良くない??」
「それは違うだろ」
「ですよねわたしも違うと思ってた」
勝ちじゃね?と聞くと結構ガチな顔で否定されたので、ほとんど反射で同意しました
239人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツバサ(プロフ) - 沙羅さん» うわあ、私承認欲求の塊人間なんで、コメントすごく嬉しいです!!この連休中に死ぬ気で書きます!!待っててください!頑張ります!! (2022年9月24日 18時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 夢主ちゃんの病気とはなんなんだぁ!!??!?幸せになってくれぇ!!??!更新待ってます。応援してます! (2022年9月23日 21時) (レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツバサ | 作成日時:2022年9月5日 2時