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「そうだ、迅さんっ!写真!」



カバンからスマホを取り出して撮る構えをする


迅さんは笑って「いいよ」と体を寄せた



「はい、チーズ!うぇい!」



パシャリ と音が鳴った


確認すると迅さんがとてもイケメンに撮れていた

私もいい感じの顔である

身なり整えて来てよかった


許可を貰ってからSNSに投稿する

嵐山さんたちよりは数は少ないが、私も一応ボーダーの広報の活動をしていている

まあ顔がいいからね。利用しない手はないわ

結構人気あると思ってる!
それにしては木虎ちゃんたち私のこと知らなかったんだけどもぉ



「ありがと、迅さん」


「お安い御用さ」



「イルカショー、やるみたいだぞ?」と楽しそうに言う迅さんを見て、ほっとした

迅さんは笑顔が似合うからね



「行こうっ、ツルツルテカテカ見たいっ!」



小走りでショーが行われる場所へと向かう

……、あれ



「場所どこ?えへへ」


「まだ時間はある。ゆっくり行こう」



自信満々に走り出しといて、場所分かんないってめっちゃ恥ずかしくない?やらかしたわ


迅さんは私に近づいて流れるようにするりと手を繋ぐ

今まで私から繋ぎにいっていたから驚いてしまって、ぱっ と迅さんの顔を見る



「繋いじゃダメだったか?」



少し照れながら、ふわ と微笑を浮かべる迅さん

?…え、え?んえぇ?



「ツバサ?」


「はっ!、いや…迅さんがあざとすぎて頭バクってた」



ふはっ と横で笑いだした迅さん

ちょっ、なぜ!?


どうやら私の驚いた表情を見れたことが嬉しかったらしい

つまりアホ面してたってことですか??それは



「あざといのは!わたしの役目でしょ!?」


「ふっ、っははは!そっかそっか、それはごめん…っ」



ヒーヒー笑いだした迅さん

アッこれなかなか止まらないやつだ

前にもあったもん、覚えてるもん



「もおっ!着いたから!早く座るの!」


「ふふっ…そうだな、

あ、ツバサ。そこめっちゃ濡れるかも」


「ナイスなのことを言ってくれたので、水に流してやりましょう!」



ショーが始まって、元々座ろうとしていたところを見たらずぶ濡れになったお客さんがいて、SEー!ってなった

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ツバサ(プロフ) - 沙羅さん» うわあ、私承認欲求の塊人間なんで、コメントすごく嬉しいです!!この連休中に死ぬ気で書きます!!待っててください!頑張ります!! (2022年9月24日 18時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 夢主ちゃんの病気とはなんなんだぁ!!??!?幸せになってくれぇ!!??!更新待ってます。応援してます! (2022年9月23日 21時) (レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツバサ | 作成日時:2022年9月5日 2時

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