B級隊員は表向き[ワールドトリガー]

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勉強から逃れたくて話で逸らしたということで、スピードアップさせて、悲鳴を上げさせている蘭です

ひいひい言いながらもちゃんとやってくれるから、面白くて笑いながら教えてるよね


今はここにいる全員に教える部分は教えたから練習問題をやってもらっている

柚宇ちゃんが「わからないよ〜」と涙目で訴えてきたから教えているわけなのだが、さっきから目線が…



「…ツバサちゃん、、今日いつもよりメイク濃くな〜〜い？」


「あー、今日はねっ、大人っぽく見せようかなって！」


「うーん…そういう感じじゃない気がするんだよね〜」



ドキッ と心臓がなった気がした

昨日倒れてから直ぐ休んだのだが、今日起きたら顔色が悪すぎた

だからメイクで誤魔化しているのだ


そしてまだ完全に体調が戻ったわけではなく、少しぐるぐるする

さすが柚宇ちゃん。気づくんだったら柚宇ちゃんが気づくだろうなって思ってた



「もしかして〜、調子悪い？」



女の勘、というやつだろうか



「こんな元気なわたしが調子悪そうに見えるっ？」



と笑うが柚宇ちゃんの目は疑いがある

……どうしよ



「だから今日そんな変なんか」


「え悪口？？」



今の流れで悪口？心配とかじゃなくて？？え、泣く



「お前、なんか隠してるだろ。必死に隠そうとしてンのバレバレなんだよ。バカが」


「…」



ん"ー…心配かけたくなくて、工夫したのにやっぱSEにはバレちゃうかー

さあてどうやって誤魔化そうかな〜〜



「ツバサ」


「あっ、迅さんだ！」



ちょうどいいところに迅さんが来てくれた

なんかあったのかな



「昨日のことで話があるんだ。ちょっと来てくれ」



うわお迅さんもSE持ちじゃん。昨日の話といえば倒れた話じゃん。見えてたんじゃん、やっべー


有無を言わせないような笑みで離れたところで待っている迅さん

ひいん、私これどっちに転がっても死んじゃうやつ



「、ごめん迅さん！わたし、教えるのに忙しいからっ」


「行ってこいよ。その間勉強しなくていいし」



迅さん怖いから逃げたのにとーまくんが私を売った

とーまくんにそんなつもりはないのはわかっているけども！！

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