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ランク戦に向かおうと住居である、本部の部屋を出た
ついでに途中で飲み物買ってこうかなと考えてたら肩をトントン と叩かれる
振り返ると
「、迅さん!」
私が小さい頃から仲がいいし、良くしてくれる人がいて、名前を呼んだら口元を少し持ち上げ、「よっ」と言った
「ランク戦行くのか?」
「うんっ。あでもその前に、飲み物調達しようと思ってたとこ」
「じゃあおれも行くよ」
迅さんがこう言う時はだいたい奢ってくれるのだ
やったと喜ぶと、私のと大きさが違う手が頭にのっかった
「そういや──
─体調はもう大丈夫か?」
「もちろん!むしろ元気なくらいっ!」
「そりゃよかった」
私の髪が乱れるのに気を使ってか、優しく撫でてくれる迅さんにえへへと笑いながら、内心は違うことを考える
実は私は遠征に行くことが決まっていた。が、その直前に体調を崩してしまったのだ
大事をとって私は行くのを辞めた。というか玉狛のみんなに止められた
「…」
「ツバサ、どうする?」
「え〜〜、迅さん、どっちがいいと思うー?」
「両方飲んでみたーい」とつい欲丸出しの発言
新作の炭酸飲料が出てるから仕方ないじゃん!?
うんうん唸っていると隣で吹き出した迅さん
思わず顔を上げると笑っていた
「そんな迷うんだったら、両方やるよ」
「え!ホントに!?やっった迅さん大好きっ!!」
「おれも好きだよ」
「ウソ!そーしそーあいじゃーん!」
私がいえーいと両手を出すと迅さんも返してくれて、いい音が鳴った
ほんとに相性抜群じゃん
「ほい」とジュースを渡されたからお礼を言う
「迅さんこれからどうするの?」
「おれは今からツバサを最後まで送り届けるっていう任務があるんだ」
「スパダリだね」
「いい夫になれるよ」と言うと苦笑いをされた
なぜだ、そんな面白くなかったか
ぼんち揚も数枚貰って食べたら直ぐに着いてしまった
「実力派エリート、迅悠一、無事送り届けました!」
「送り届けられました!」
迅さんが敬礼をして報告してきたので、私も敬礼で返すと、同時に吹き出した
じゃあねと笑いあいそこでお別れした
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ツバサ(プロフ) - 沙羅さん» うわあ、私承認欲求の塊人間なんで、コメントすごく嬉しいです!!この連休中に死ぬ気で書きます!!待っててください!頑張ります!! (2022年9月24日 18時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 夢主ちゃんの病気とはなんなんだぁ!!??!?幸せになってくれぇ!!??!更新待ってます。応援してます! (2022年9月23日 21時) (レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバサ | 作成日時:2022年9月5日 2時