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❁*·⑅お嬢様の暇つぶし⋆*❁*
はぁ…。
たいくつ…
毎日毎日学校には行かせられずに、専属執事 兼 家庭教師に勉学を学ぶ日々。
それ以外は特になにもない。楽器は趣味の範囲でやっている。
だから私は…暇つぶしに、色々やってみる。
バイオリン、ギター、トランペットの弦楽器や管楽器、
木琴、鉄琴、マリンバ
祖父が音楽がすきで、よく集めたと思うくらい色んな楽器が揃っている。
よく分からないものも、手当り次第にやってみる
でも、幼い頃から色んな楽器に触れ、ほとんど手をつけてしまった楽器たち。
数多くの、ひょっとしたら世界中にあるほとんどの楽器。物心ついた頃から手出ししているせいでもう触っていない楽器がないほど。
そうだ、スポーツをしよう、
と思っても、使用人はほとんど休日にした。(有給休暇)
よって、出来るスポーツが限られてくる。
こんな退屈な日々…。
「…沖田ー」
沖田「はい、お嬢様」
「暇なのだけれど、何をしたらいいかしら」
沖田「…お庭を散歩されてはいかがでしょう」
「あぁ…考えになかったわね、いいわ。行きましょう」
沖田「はい」
「…あと、何回も言ってるけど、私しかいないときは敬語少しはくずしてくれない?堅苦しいのはもう嫌なのよ」
沖田「善処します」
ニコッと微笑む彼は、まぁイケメンな方だ。
その癖なんでもできる。腹立つ
ーー
庭園
季節ごとにお花を綺麗にうえているため、咲いてるとこと、そうさでないとこの差が激しい
でもそこが良い
一年中咲く花、短命の花、
それぞれ一つ一つの個性が細かくみれる。
でも、庭師が3人係でやる庭園は、全てじっくりみたら日が暮れるくらい広いのだ
「ふぅ…」
沖田「お疲れですか?」
「…えぇ、少し」
沖田「…では、少し座ってお待ちください。今…」「…あなたが私を持って帰ればいいじゃない」
こんな無茶苦茶言うのはこれが初めてだった
「車や車椅子なんて持ってくるのにわたしは待たなきゃならないでしょ、なら私を直接持てばいい」
さすがにバカだな、、(笑)
ひまだからって、ちょっと意地悪したいからってこんなむちゃくちゃ…
沖田「では失礼します」
「え?!」
彼は少しかがんだと思えば私をお姫様抱っこした
「…あ、ありがと…」
沖田「いえ…」
不覚にもときめいてしまった。
てか近い!!はずかしい…!!
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作者名:沖田 菜李 | 作成日時:2018年3月9日 10時