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第19話 ページ20

中原side






中原「俺だ!すぐ通せ!」





部下からとある情報を得、急いでボスの部屋へ向かう





中原「ボス、俺です!中原です」



森「いいよ。入りなさい」




中原「失礼しま___」






扉を開け中に飛び込めば






鷹尾「………」



中原「……」






エリス嬢と絵を描くAがいた





鷹尾「お疲れ様です」



中原「…おう」






ボスの前だからか、頭を下げられる






森「それで、そんなに慌ててどうしたのかね?」




中原「はい、巡回をしていた俺の部下から連絡と映像が送られてきました」





森「………これは、」






音声付きの映像を見せる






エリス「何かしら」



鷹尾「なんでしょうね」






森「………もしかして」




中原「はい。間違いありません」






『お待たせしました。武装探偵社の太宰です』







鷹尾「っ!」





勢いよく顔を上げたのが分かった





中原「太宰が、探偵社員として依頼を受けている映像です」




森「……よりによって探偵社に…」




鷹尾「見せろ中也」





いつの間にか横に来たAが見た事の無い剣幕で映像を見た






鷹尾「…………ボス。」




森「なにかね…」




鷹尾「報復隊に命令を。」




森「………」




中原「A、お前…」




鷹尾「突然の失踪、数多の任務放棄


あまつさえ敵対組織である武装探偵社…。これは立派な裏切りです」





森「…しかし太宰君は、」





鷹尾「ポートマフィアを裏切って生きている者はいません


お戻りになった紅葉さんを除いて」





森「………しかし太宰君をどうやって捉えるのかね



報復者として君の異能はマフィア最脅だけど…


あの異能無効化があっては、」





鷹尾「…………」





確かにそうだ



Aは報復者として適した異能を持っているが無効化があっては意味が無い




太宰も自分は捕まらないと分かって抜けた







鷹尾「しかし、掟を軽んずれば組織の統制は保たれません」




森「………………」




中原「……癪ですが…。


太宰をマフィアに連れ戻すのは如何です、ボス」




鷹尾「何云って、」




中原「ボスは太宰の野郎がマフィアに必要だとお考えでしょう


だが無効化があってはAも俺もあいつに手を出すのは難しい」





森「…それが最適解のようだ」





鷹尾「ボス!」




森「戻ってきたのなら報復する理由は無い。


組織の統制は保たれるはずだよ」

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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:はまち x他1人 | 作成日時:2024年3月18日 2時

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