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クリスマス休暇が開けた。
1月はやっぱり寒い…。そんな中で2時間も屋外で授業となると拷問でしかないよね
ハグリッドは大きな焚き火の中にサラマンダーを集めた。温かいし、楽しい最高の授業であった。
今日ハリーから、守護霊の呪文の練習を木曜の夜8時から始めると聞いた。
夕食に向かう途中ハリーとロンと3人で話していた。最近ハーマイオニーは勉強で忙しそうで話しかけずらい…。それに、ハリーとロンとも上手くいっていない様子だった。
｢ルーピンはまだ病気みたい。そう思わないか？一体どこが悪いかわかる？｣
ロンの疑問に心臓がドキリと飛び上がった気がした。リーマスの病気は何なのか、気にする生徒が最近増えてきた。
私たちの後ろで、大きな舌打ちをする音が聞こえた。後ろを振り向くとハーマイオニーだった。
『ハーマイオニー！最近忙しそうだよね＿もしなにか手伝えることがあったらいつでも言ってね』
｢ありがとう、A｣
｢それよりなんで僕たちに向かって、舌打ちなんかするんだ？｣
｢あら、そんなこと、分かりきったことじゃない？｣
｢教えたくないなら言うなよ｣
｢あら、そう｣
ハーマイオニーは歩き去ってしまった。
それよりも、多分もうハーマイオニーはリーマスが人狼だということに気づいている。クリスマスのあの夜、ハーマイオニーが私にあの事を尋ねた理由がわかった。恐らく彼女は、リーマスが人狼であることを私に伝えようとしたのだろう。
ハリーとロンはハーマイオニーの事を口々に話していたけど全く聞いていなかった。
＿木曜の夜8時
ハリーと一緒に談話室を抜け出し、魔法史の教室に向かった。教室は真っ暗であったから、杖でランプをつけようとしたけど、急いで出てきてしまったため、忘れてしまった。
『ルーピン先生、例のブツですね？』
闇取引みたいな雰囲気を出そうとしたけど、ハリーがすぐにそれは何なのかと聞いてしまったため、失敗に終わった。
それからリーマスは、守護霊の呪文はなんなのか。どれくらい高度な呪文なのかを説明した。
守護霊を創り出す方法は、1番幸せだった思い出を渾身の力で思いつめる。
｢呪文はこうだ＿エクスペクト・パトローナム｣
ハリーは小声で呪文を繰り返していた。
｢幸せな想い出に神経を集中しているかい？｣
｢ええ＿はい＿｣
ハリーが杖を構え、呪文を唱えると銀色の煙のようなものが少しだけ吹き出した。
｢よく出来た｣とリーマスが言って微笑んでいる。
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作者名：作者 | 作成日時：2022年3月14日 21時
