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目を覚ますとダンブルドア先生がいた。
この人どこにでもいるな…。
｢目を覚ましたようじゃな。｣
『別に意識を失ったとかそういう訳じゃないので、問題ありませんよ。ただの睡眠です。』
｢知っておるよ。＿少し話そう。A、何故動物もどきになれるのか教えてくれんかの？｣
＿あ、これ怒られるパターン？
｢怒らないから安心しなさい。｣
まるで幼子に言っているような感じじゃないですか…
『本で読んで興味を持っただけです』
綺麗に嘘をついた。寝起きだからか、この人に嘘をついても見抜かれるのに嘘をついてしまった。
｢＿まぁ、いいじゃろう。無事で何より。それと、君にこれを渡したくての。｣
そう言って差し出されたのは3つの鍵。
｢これはグリンゴッツ銀行の金庫の鍵じゃ。｣
『その金庫って誰のですか？』
｢セレーネ家の物じゃよ Aに渡そうと思ってすっかり忘れておった。｣
＿この人がうっかり忘れることはない。問い掛けても理由は教えてくれないだろうし受け取ることにした。いくらあるのかは知らないけど、リーマスに少しでも親孝行したいから頂くことにした。
｢A、君に客人が来ておるのじゃがいいかの？｣
『客人ですか？いいですよ』
入ってきなさい。とダンブルドアが言うと親しい友達が入ってきた。
｢A様、お怪我は大丈夫ですか？｣
『ヴェル！大丈夫だよ！＿それよりどうしたの？』
｢＿実は、ヴェルはA様のもとで働きたいのでございます。｣
そう聞いて、私はもちろん大歓迎だと思った。リーマスも許してくれるだろう。＿しかし、ホグワーツで働いているヴェルはそんなことが許されるのか。
｢儂もリーマスも許可をしておるから、Aの返事次第じゃ。｣
『…なら、私は大歓迎です！』
｢A様、ありがとうございます！ヴェルは幸せ者でございます。｣
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作者名：作者 | 作成日時：2022年3月14日 21時
