18話《朱雀》 ページ22
〜貴方side〜
ルフのざわつく音で目が覚めた。
昨日分かったことだけど……楓が今日帰ってくる。
『ふふ……』
僕の成長した姿を見てあの子はどう思うかしら?? 楽しみだね!
サラシを巻き、服を着る。
『……お、帰ってきたね、朱雀』
朱雀は僕の前に止まり、ボフン……と、煙を出した。煙が消えた頃には前には僕よりも背の低い赤毛の女の子が立っていた。
朱雀「A様っ! 放ってかないでくださいっ!」
そう、朱雀の人間の姿。
『ごめんねー? 忘れてたや』
朱雀「酷いですっ!」
腕を組み、仁王立ちして言う朱雀。可愛いね!←
『許してよー』
朱雀「……こ、今回だけですからっ」
そう言いそっぽ向く朱雀。可愛いよね。
『あ、一つ頼んでいい?』
朱雀「はいっ!」
『今日、楓帰ってきそうだから……案内してきて』
朱雀「楓…? あぁ! あの従者さんですねっ? 可愛らしい方っ!」
『……あの子、男の子よ?』
朱雀「まぁ……あんな見た目だと皆女だと思いますって! では、案内してきますねっ! ……どこに案内すれば?」
……そうね…ここだと兵に止められるよね。…いや、でも僕からの「招待状」があれば来れるか。
『待っててね』
僕は大鎌を出し、魔法をかけ招待状を作る。
『……よし、これを渡してきて。向こうは君のこと知ってるから。案内場所はここ』
朱雀「了解いたしましたっ! では、行ってきまーすっ」
朱雀は鳥と化し、部屋の窓から飛び立つ。その間、僕は部屋で待機しておくか。
〜楓side〜
煌帝国……私は今、ここにいる。目的はA姫…私は修行して魔力操作を覚えることができた。他にも剣闘士にもなってレームのコロッセオで有名になった。
楓「……元気にしてるでしょうか?」
…ま、あの姫様が元気にしていないなんて……ありえませんがね。
すると、一匹の鳥が髪を嘴で咥え、私の前に止まる。この鳥は確か……A姫の…!?
すぐに手紙を取り、中身を見る。
読むとそれは招待状のようだった。
相変わらず利口な姫様だ。まるで……長年も生きているように。
楓「待っててくださいね……A姫」
私は鳥についていった。姫様に会うために……
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Kapiくる(プロフ) - キロルさん» 神だなんて……! 私はただの人間ですよ! はい、ありがとうございます! 以後も更新頑張りますね! (2016年5月18日 15時) (レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
キロル - コメント、失礼します!こーんな夢小説作れるなんて、貴方様は神なのですか!?((いや、神ですね!!更新は、自分のペースで頑張ってください♪ (2016年4月24日 21時) (レス) id: 2ac911ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2016年3月7日 22時