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10話《迎え》 ページ13

〜貴方side〜

あれから一ヶ月すぎた。毎日ヤムに抱きつかれてもう大変な毎日だったさ。

それに依頼の方も終わってるし……明後日には帰ろうと思う。こっそりと。

シン「A! 少し話があるんだ」

いつからいたのか……シンが話しかけてきた。僕はシンに着いて行く。

着いた先はシンの部屋。入るとなんか……凄い匂いだったよ。

シン「A……この国に仕える気はないか?」

『……は?』

え? 仕える気はないか、だって? そんなの……

『ないね』

僕は誰にも仕えない。
だから煌帝国にも“仕えて”はいない。

でも、位は高いよ?

シン「そうか……その考えを変えることは…?」

『ないに決まっt……』

ドオォォォォン……

……!? なんの音よ!? 窓から外を見ると…結界に穴が…!! それにこの大量の黒ルフ……ジュダルか!

僕は窓に足をかけ、飛び降りる。

シン「ちょ、危ないぞ!」

残念、僕に危ないことはないよ。僕自体が“危ない”んだから。

それから目にも見えぬ速さで駆ける。
暫く走ってるとジュダルの元へと着いた。既に何人かの兵たちが囲んでいる。

ジュ「邪魔だなあ……」

『何しに来たの? ジュダル…?』

兵たちがこちらを振り向く。

ジュ「お! A見つけたぜ!」

シン「ジュダル……!!」

いつの間にか王と八人将全員が揃っていた。

ジャ「何しに来た……!?」

ジュ「構えんなって。今回はバカ殿に用があったんじゃない。Aを“迎え”に来たんだ」

皆「!」

迎えにか? 今までそんなことなかったのに……

ジュ「帰ろうぜ? 皆心配してんだぞ? 特に紅明が」

は? 紅明が一番…? なんか意外だな…嬉しいけど……








って……え? 嬉しい??

こんな感情…久々だ。

『……ま、仕事は終わってたし、明後日には帰るつもりだったから…良いタイミングだよ』

ヤム「Aちゃん帰っちゃうの!? 嫌よ! 私……Aちゃんがいない日々は耐えられない!!」

……おい、コイツ大丈夫?←
依存症的なヤツになってない??

ジュ「…でもAはこっちの人間だ」

それは……“どちら”の意味で言っているのかしらね?

煌帝国? それとも…………_______?

【イラスト描いてみました!】→←9話《その頃》



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Kapiくる(プロフ) - キロルさん» 神だなんて……! 私はただの人間ですよ! はい、ありがとうございます! 以後も更新頑張りますね! (2016年5月18日 15時) (レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
キロル - コメント、失礼します!こーんな夢小説作れるなんて、貴方様は神なのですか!?((いや、神ですね!!更新は、自分のペースで頑張ってください♪ (2016年4月24日 21時) (レス) id: 2ac911ddfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kapiくる | 作成日時:2016年3月7日 22時

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