異常なまでの共依存/狂依存 (ページ2)

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見て見ぬ[ふり] ページ2

楓「はいはい、ふたりともはやく制服に着替えてご飯食べてー」

と、楓兄さんが言う

眠い目を擦りながら
僕は柊兄さんや楓兄さんと同じ制服を着ていく
しかしネクタイがしめられない

僕なんさいだっけ
こんな幼い……

くっそ、ふたりとも大きくなりやがってよ……

等と思いながらネクタイとたたかっていた

こうしていると

楓「はいはい、やってあげるから……やっぱりAはかわいいね」

A「楓兄さんのほうがかわいい」
　
楓「あはは、ありがとう」

こうしているとただと仲睦まじい兄弟だがほんとはそんなことはない

楓「じゃあ……ごはん食べて」

A「ん……」

……おいしい

なんて思ってたかわすれるほど

今日の朝御飯はごはん
目玉焼き
味噌汁

パクパクとたべていく

うむ、うまい

そうこうしているうちに柊兄さんは準備がもう終わったらしい

楓「ほら、急いでA」

はやいよ……

A「はー……い」
やっと朝御飯を食べ終わった

鞄をもって二人の元へいく

楓「じゃあ、行こうか」

柊「おう」

A「はーい！」

楓「……あ、二人とも今日も誰に話しかけられても無視するんだよ？」

柊「わかってる」

A「……うん」

楓「だって柊とAは可愛いからね、変な虫がつかないように……ね」

柊「いや、こんな目付き悪いやつを可愛いって言うのはお前とAくらいだかんな」

楓「かわいいものは可愛いよ、柊もAも世界一可愛いよ」

A「僕たちより楓兄さんのほうがかわいいから人気者じゃん」

楓「えっ？！柊とAが心配して……ふふ、嬉しいな、あ、でもあいつらがいるから二人は不安なんだね、うーん、じゃあ全員殺してしまおう、うんそしたら二人とも安心できるよね、そうだ、そうしよう」

柊「いやいいから!!!!!!!!!!!!!!!!」

楓兄さんの怖いところは今言ったようなことを実現してしまうことだ、
昔拾ってきた猫も嫉妬心で殺してしまったし
むかし少しなかがよくなった人が死体で発見された。

その時楓兄さんに兄さんがやったの？というとこれで邪魔者はいなくなったね、と笑顔で答えた

だから僕たちは好きな人もつくれない
友達も

作ってしまえばどんなことになるかわかったもんじゃない

今日も楓兄さんに嫌われないように演じるんだかわいそうな少年を

さぁ、はりきっていきましょう。