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Ep.7 ページ7

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気品なんてお構い無しに。
ドタバタと足音を立て階段を降りれば、優雅な朝食の時が流れるリビングへ逃げ込んだ。

新聞紙を読み進める土方さんの後ろに逃げ込めば、平然と椅子に座る銀時さんが目に入るも今は構っていられるものか。




「 小娘、俺を殴るたァ良い度胸してるじゃねぇか 」

「 だってそっちが悪いじゃないですか!! 」



片頬を赤くしながら感情の読めない笑みを浮かべる高杉さん。怖くて目を合わせられない中、私達を見て面白そうに笑う総悟くん。




「 キス魔被害はいつもの事だが、あんたが殴られるなんて初めてじゃねぇですかィ? 」
「 キ、キキキ、キス魔ぁ!? 」


「 おう、やるな 」
「 土方さんまで煽らないでください! 」


「 だーから言ったろ?高杉には気をつけろって 」
「 もっと詳しく忠告して...って銀時さん!そもそもあなたのせいじゃないですか!! 」




勢いで全てに噛み付くように答えれば、肩で呼吸をし、気持ちを抑えつける。




「 ...神威、飯 」

「 珍しいね。晋助が朝ご飯なんて 」

「 煩くて寝ようにも寝られん 」




私のせいですか...
溜め息をつくも、どこか嬉しそうな神威さんが目に入る。不思議に思っていると不意に目が合うのは高杉さんだった。




( お・ぼ・え・と・け )




そう口が動いたように見え、びくりと背筋が凍れば
私の反応を楽しんでいるかのように鼻で笑う。


ここの住人は本当に...




「 まぁ座れや 」

「 誰のせいだと... 」




ケラケラと笑う銀時さんは隣の椅子をぽんぽんと叩く。気力を失い言いかける言葉も諦め、大人しく座った。




「 そーいやAちゃん保育士だっけ?何歳なの? 」

「 22です 」

「 あ、俺と同い年じゃん 」



頬杖を付き、まだ眠気眼なくせに合コンのような話の切り込み方をする銀時さん。
それよりも神威さんと同い年だと言う事実に驚きが隠せない。


....と言うか。




「 ん?なんだ? 」




全員揃って顔が良い。
...宝の持ち腐れってやつか。


見渡せば自然と目が合う銀時さん。
なんでもないとやるせない気持ちで返せば、再び箸を持ち直す。




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S(プロフ) - めちゃんこ好きです!更新待ってます! (8月11日 14時) (レス) @page37 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 更新ありがとうございます!とっても嬉しいです!これからも楽しみにしています! (2022年11月30日 15時) (レス) id: 1ece860df7 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新待ってました…!すごい嬉しいです!銀さん作家だったんだと驚きでいっぱいです!あと文章の書き方がとてつもなく好きです、ありがとうございます! (2022年11月28日 8時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - このお話大好きです…!更新待ってます! (2022年4月4日 18時) (レス) @page31 id: fc9ca49c49 (このIDを非表示/違反報告)
- 何回見ても、ストーリー面白いし好きです!更新されること願ってます!!!! (2022年1月6日 23時) (レス) @page31 id: b23a2b20e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:□白澤□ | 作成日時:2020年12月1日 12時

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