髪乾かし〔 山崎退 〕ｱｵｳｻｷﾞ。様ﾘｸ ページ27
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『 わぁ..大雨.. 』
どんよりと重い雲が広がり、
外の音を掻き消さんばかりの激しい雨が打ちつける。
隊士の大量の洗濯物を畳んでいた手も、突然の大雨に止まってしまう。
『 皆さん、傘は持ってらっしゃらないよね.. 』
今日はずっと張っていた過激派の攘夷浪士グループに動きがあったらしく、
近藤さんをはじめた幹部の方々も早朝から現場に向かっている。
なによりも..
『 山崎さん.. 大丈夫かな 』
告白されて、やっと両想いを確信したのも束の間、
今回の事件の監察を任され、
何週間も前から姿を見せない山崎さん。
以前、ケガを負って帰ってきた時も
そういう仕事だからと笑っていたあの人。
そういうところも好きだけど、
やはり元気な姿で帰ってきて欲しい。
大切な人が、大切な人達がそんなリスクを背負っているからこそ
私は朝から緊張で強ばってしまう。
なんの力にもなれない私は、ただ祈るだけで。
深呼吸をし、目の前の仕事に集中しようと戒めた時、
ｻﾞｯ ｻﾞｯ ..
微かに聞こえる、敷地の砂利を踏む音。
大雨の中だからか、その音は不規則で。
フラついているようにも思える足音に、堪らず玄関口へ向かった。
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「 ゆきちゃん... 」
『 山崎さんｯ..! 』
目の前には、酷い隈をつくり
全身ずぶ濡れで立っている山崎さんの姿。
思わず駆け寄り、持っていたタオルで頭を拭けば
なぜか体を退けられる。
「 っごめん..俺、全然風呂入ってなくて... 」
こんな状況でも気をつかってくれる
『 馬鹿ですか.. 』
『 こんなに頑張ってきたあなたが汚いわけないでしょう 』
見あげれば愛しい人。
『 ずっと帰りを待ってた身にもなってください.. 』
色んな思いと涙が溢れてきて。
驚いた表情を見せたかと思うと
ふわりと目元を細める山崎さん。
「 うん。ごめんね 」
『 笑..わないでください.. 私..怒ってるんですよ.. 』
流れる涙で言葉が詰まる私に、なぜか嬉しそうな声色。
「 俺の帰りを待っててくれたのが嬉しくて 」
そう言って私の頬を両手で包み、
こつんとおでこを合わせる。
「 ただいま 、ゆきちゃん 」
_ 髪乾かし〔 山崎退の場合 〕END _
まったく髪を乾かさないゆきちゃん(笑)
可愛いですわ。そして壮絶なストーリーになってしまった。。
ｱｵｳｻｷﾞ。様ありがとうございました!!
おばけ〔 坂田銀時 〕gin様ﾘｸ→←前世の恋��(3z) 〔 坂田銀時 〕
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いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
