【薄桜鬼】あの桜が舞う頃に。

8話 過去 ページ9

ー過去ー

幼貴「やっ…やめてよぅ…母様ぁ…」

泣きながら母に訴えてる。

母「貴方は出来損の無い。出来損の無いやつは死んでしまえぇぇええ！」

と言うと母は、小刀をAの首に切りつけた。

貴「……っ」

Aは首から血を流しながら、手で傷を抑え逃げた。

貴「ハァ…ハァッ…」

追い付かれないように。捕まらないように。と思いながら走るA。

ードンッー

誰かとぶつかった。すると男の人が

？「おい、立てるか？」

そう言うと男の人はAに手をさしのべた。

？「ちょっと来い。」

すると、男の人に路地裏的な場所につれてかれた。Aははまだ泣いている。

俺の名は風間千影。お前はなんと言う。」

貴「わっ……私はっ……桜宮Aっ……」

風「そうか、Aと言うのだな。」

Aはコクリとうなずく。

風「首の傷はどうした。」

風間はAを優しく抱き締めながら訪ねる。

貴「母様が……母様が…『お前は出来損の無いから殺す』っ言って小刀で切りつけてきて……」

風「そうか、・・・俺は今は何にも出来ない。だが、いつかAと会った時、どうにかしてやる。」

そういうと、風間はAを抱き寄せ、瞬間移動しAをおろした。

風「ここに訪ねてみろ。助けてくれるはずだ。」

と言うと風間はAに軽いキスをした。

貴「千影……」

風「なんだ。」

貴「絶対……絶対に会える？」

風「当たり前だ。」

そう言うと、どこかへ消えた。

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す