五戦目。 ページ7
美桜side
姉様寝ちゃったな・・・。疲れすぎたか、さすがに・・・。
姉様は一人で頑張りすぎるんだよ・・・。
本当は誰よりも泣きたいはずなのにー・・・。多分、いや絶対泣くのあれだけじゃ、足りないだろう。
そうだ・・・。私はあることを思い出した。
美桜「あ、土方さん。御願いがあるのですが、聞いてくれませんかー・・・?」
土方「何だ?出来る範囲で頼む。」
美桜「有り難う御座います。御願いとはー・・・」
姉様の部屋を誰かと一緒にすること。姉様は強がりで寂しがりだ。一人、部屋でいるよりも誰かと一緒にいる方が安心できる。そう思った。
美桜「良いでしょうかー・・・?」
土方「そういうことなら別に構わない。で、誰と同室が良いんだ?」
美桜「そうですねー・・・。あまり出掛けない人が良いですね。ほとんど、部屋にいるようなー・・・」
私がそう言った時ー・・・。誰かの明るい声が響いた。でも、その声音は悲しそうにも聞こえた。
?「なら、土方さんがお勧めかなー?」
美桜「お、沖田様ー?!も、もう大丈夫なんですか?!」
沖田「うん、まだ蛍ちゃんが死んだなんて信じたくないけど・・・ね・・・?」
土方「総司・・・。」
沖田「ほら、土方さんもそんな顔しないでくださいよ^^それに、今立ったらAちゃん起きちゃいますよ?」
美桜「・・・(苦笑」
たしかに・・・。姉様、土方さんの膝で少し安堵した表情で寝てる。そうだね、ここは土方さんに頼もうかな・・・?
土方「そ、総司・・・。話変わるが、ここは千鶴と同室の方が良いんじゃないのかー・・・?」
沖田「そうですけど、千鶴ちゃん土方さんの小姓だからさ良く部屋にはいないでしょ?それに、ほら、お父さん探しに巡察に来るしさ。」
土方「だがー・・・」
美桜「私も土方さんが良いですね。」
沖田「だよね。それと土方さん、あまり巡察とかせずに、いつも部屋で仕事してますしね?」
土方「・・・。わかったよ、あとで、Aに聞いてみる。」
そう言って、土方さんは姉様の髪を優しく撫でた。
美桜「有り難う御座います。」
沖田「で、君はどこの部屋にするの?」
え・・・?そういえば、自分の部屋決めて貰うの忘れてたー・・・。
私はサァッーと青ざめた。
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雛月のえる(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 紅葉さん!こんにちは!おめでとうございます!これからもよろしくお願い致します!本当にですか!?それは嬉しいです!これからも頑張って行きます! (2016年1月2日 23時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 雛月のえるさん» のえるさん!!こんにちは!そして、明けましておめでとうございます!私、雪花ノ蝶 セッカノチウでお世話になっています!紅葉です(≧∇≦)bのえるさんのお話、拝見しました!面白かったです!!引き続き、頑張って下さい! (2016年1月2日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。私も、作品書けるように頑張らないとね。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
雛月のえる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 有難う!これからも頑張ります! (2015年12月13日 22時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんばんは。新作ですねー。続き楽しみです。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
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