二戦目。 ページ4
私達は屯所だと思われる場所に着き、今広間にいる。
すごい怪しまれてるが、彼らには嘘は通せないと思った。
私達は彼らに膝を付く体勢で、口を開いた。
貴「我ら、長州から来た。けっして怪しい者ではありません!!」
そう言うと幹部達がざわめき始めた。
そして、赤髪の男の者が・・・。
?「お前、本当は密偵か何かじゃないのか?」
こう言ってきた。
や、やばい・・・。怖くて泪が出そうになる。
でも、これは『使命』。泣いたら終わりだ。
そう自分に言い聞かせた。
貴「いえ、私達は、長州が嫌いなので密偵なんぞではないです。」
?「そうか。お前何て名だ?」
美桜「あの、普通は自分から名乗るんじゃないですか?」
?「ははっ。すまない。俺は原田佐之助だ!!」
彼はニカッと笑った。
原田はほかの者達にも自己紹介するよう、促した。
?「俺は、藤堂平助!よろしくな!」
?「俺は永倉新八だ、よろしくな!」
?「僕は沖田総司。よろしくね。で、この無口が斎藤一君だよ^^」
土方「俺は新撰組副長、土方歳三だ。」
?「俺は局長の近藤勇だ!!よろしくな!!」
近藤さんは人懐っこい笑みを見せてくれた。
最後にここまで、連れてきてくれた子が話す。
?「私は雪村千鶴です。よろしく御願いします^^」
雪村・・・。私達はあることに気付いたけどあえてそのことには触れなかった。
貴「ありがとうございます。私は鬼桜城A。
よろしく御願いいたします。」
美桜「私は桜堂院美桜。よろしくね!!」
土方「あぁ。・・・で、何故長州のお前達がここに来たんだ。」
貴「そうですね。私達は長州の者から貴方達を守るために来た、それだけです。」
土方「守るだと・・・?別に誰も頼んでない。」
貴「お姉さま達に頼まれました。」
近藤「君達の御姉様達とは誰かな?」
貴「鬼桜城蛍、桜堂院十って言えばわかりますか?」
私がそう言ったとき、皆の表情が変わった。
斎藤「・・・何ゆえ、蛍と十のことを知っているのだ・・・?」
美桜「だって、その二人の妹だもん。私達。」
貴「えぇ。御姉様達は・・・長州の者にボロボロになるまで力を使わされ、この前、亡き人となってしまいました。」
沖田「・・・そんな・・・蛍ちゃんが・・・」
原田「・・・そうか。言いにくいこと教えてくれてありがとな。」
原田は静かにそう言った後、少し沈黙が続いたのは言うまでもなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛月のえる(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 紅葉さん！こんにちは！おめでとうございます！これからもよろしくお願い致します！本当にですか！？それは嬉しいです！これからも頑張って行きます！ (2016年1月2日 23時) (
レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 雛月のえるさん» のえるさん！！こんにちは！そして、明けましておめでとうございます！私、雪花ノ蝶 ｾｯｶﾉﾁｳでお世話になっています！紅葉です(≧∇≦)bのえるさんのお話、拝見しました！面白かったです！！引き続き、頑張って下さい！ (2016年1月2日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。私も、作品書けるように頑張らないとね。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
雛月のえる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 有難う！これからも頑張ります！ (2015年12月13日 22時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんばんは。新作ですねー。続き楽しみです。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
