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十七戦目。 ページ20

沖田「はぁ、面白かった。じゃあ、そろそろ僕は部屋に戻るよ」


最後まで笑顔だった沖田。

それは部屋を出た途端呆気なく消えた


沖田「……蛍ちゃんに会いたいなぁ」

僕はそっと涙を流してしまう。


もう、あの楽しかった日々は帰って来ない。

もう、僕の好きな笑顔が見れない



そう思うともっと涙が溢れた。


その時の空は僕の気持ちを知らずに、輝いていた。


沖田「ごめんね…」


僕がこんなんだから、君を守れなかった。


君を守れなかった分、彼女達だけはしっかり守らせて貰うよ


心で謝りつつ、そう思った。


部屋に戻っても彼女はまだ眠っていた。



その顔はさっきより穏やかだった。
まるで、永遠の眠りみたいに…。


その時僕は気付いてしまった。



手足が小刻みに震えていることを。



何に怯えているのだろう。


病気?



否、彼女まで失うのが怖いんだ。


それに気付くと力なく笑った。

柱を背に体を預けた。


意識が朦朧とする


『総司…ごめんなさい。』


意識が朦朧とする中、突然蛍ちゃんの声が脳裏に蘇った。


それは彼女が最期に発した言葉。


その時、僕は知らなかった。


彼女がもう一つの言葉を発していたことに。

ずっと気になっていたこと。




ねぇ、誰か教えて…。



彼女は一体僕に何を言いたかったのだろう。

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設定タグ:薄桜鬼 , 裏語 , 幕末無双録   
作品ジャンル:アニメ
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雛月のえる(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 紅葉さん!こんにちは!おめでとうございます!これからもよろしくお願い致します!本当にですか!?それは嬉しいです!これからも頑張って行きます! (2016年1月2日 23時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 雛月のえるさん» のえるさん!!こんにちは!そして、明けましておめでとうございます!私、雪花ノ蝶 セッカノチウでお世話になっています!紅葉です(≧∇≦)bのえるさんのお話、拝見しました!面白かったです!!引き続き、頑張って下さい! (2016年1月2日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。私も、作品書けるように頑張らないとね。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
雛月のえる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 有難う!これからも頑張ります! (2015年12月13日 22時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんばんは。新作ですねー。続き楽しみです。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛月のえる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月25日 1時

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