十六戦目。 ページ19
美桜「ー…スゥ」
規則正しい寝息を聞こえたことを確認して沖田は立ち上がった。
そして、部屋を後にし、土方とAのいる部屋へ向かった。
沖田「土方さん、僕だけど…」
土方「…総司か。入れ」
ゆっくりと衾を開け、静かに入った。
中に入るとAは土方の膝に頭を乗せ、眠っていた。
その寝顔には泣いた跡がくっきりと残っていた。
土方は何の躊躇いもなく愛おしそうに彼女の髪をふわりと撫で今にも消えそうな笑みを見せた。
土方「どうした、眠れないのか？」
沖田「まぁ、そんなとこですかね」
土方「…そうか。なぁ、お前はコイツらのことどう思う」
沖田「どうって？」
土方「わかってるだろ。」
沖田「…。そうですね、僕はこの子達を信じたいです。特に美桜ちゃんは蛍ちゃんと同じ面影が見えますし。」
土方「…そうだな。逆にAは十(みつる)に似ている。ここまで、蛍や十に似ているのなら、信じるしかねぇな」
そう言って笑った。
本来は蛍とAが姉妹。そして、美桜と十が兄妹。
だが、従兄弟同士だからか。Aと十が似ていて美桜と蛍が似ていた。
その時の二人の笑顔はとても悲しそうで寂しそうだった。
そして、暫く沈黙が走る。
土方は何となくそれを破った。
土方「そうだ、総司。ちょっとあれを取ってきてくれ。」
土方は自分の机の上にある紙を取ってくるように促した。
沖田「はいはい、仕方ありませんね〜」
沖田は立ち上がり、机に向かう。
机の上にある紙を見て目を丸くした。
初めて見るようなものだったからだ。
沖田「これは？」
土方に紙を渡し、そう問うた。
土方「これは新しい服のデザイン？だ。総司、お前はこんな感じなんだが、どうだ？」
沖田の新しい隊服のデザインを見せる。
それはとても、カッコよく少し赤色が混じっていた。
沖田「良いですね、土方さんは？」
土方「俺か？……。見せても良いが、笑うなよ」
次は自分の隊服のデザインを見せた。
沖田「…ブハッ！あははは！！」
土方「なっ、総司！笑うなっつただろ！！」
沖田「だって…紫色多すぎでしょ！！」
土方「突っ込むとこはそこか！？」
沖田は思い切り笑う。
土方はそれを見て少し安堵した。
それは久々の心からの笑顔だった。
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雛月のえる(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 紅葉さん！こんにちは！おめでとうございます！これからもよろしくお願い致します！本当にですか！？それは嬉しいです！これからも頑張って行きます！ (2016年1月2日 23時) (
レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 雛月のえるさん» のえるさん！！こんにちは！そして、明けましておめでとうございます！私、雪花ノ蝶 ｾｯｶﾉﾁｳでお世話になっています！紅葉です(≧∇≦)bのえるさんのお話、拝見しました！面白かったです！！引き続き、頑張って下さい！ (2016年1月2日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。私も、作品書けるように頑張らないとね。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
雛月のえる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 有難う！これからも頑張ります！ (2015年12月13日 22時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんばんは。新作ですねー。続き楽しみです。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
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