十三戦目。 ページ16
何分経過したのだろうか。
無涯は空いた部屋に寝かされていた。
とても、と言うほどではないが、魘されていた。
無涯「...ん...それだけはやめろ...火鉢...俺のプリン....食うな....」←←
火鉢「.....まだちゃっかり心の中で根に持ってんのかよ...」←←
美桜「何の話?」
火鉢「.....嫌、こちらの話だ。」
その後、バキッと鈍い音が部屋中にこだました。
無涯が殴られたのは言うまでもない。
その時、コンコンッと火鉢達がいる部屋にノックがかかる。
火鉢「どうぞ。」
その合図で戸が開かれた。
そこに立っていたのは紛れもない沖田総司だった。
沖田「美桜ちゃん、ちょっと良いかな。」
美桜「御意。」
美桜はゆっくりと腰を上げ歩む。
そして、二人はその部屋を後にした。
長い廊下を二人で静かに歩く。
それはとても気まずいものだった。
沖田の部屋だと思うところで扉が開いた。
美桜の大体の予想は付いていた。
美桜「お邪魔します…。」
沖田「そんなに畏まらなくて良いよ、僕はそういう堅苦しいの嫌いだし」
そう言って、優しい笑みを見せる。
私はその笑顔に一瞬で恋をした。
でも、この者は最愛の姉、蛍の恋人。
美桜も理解している。これも捨てなくてはならないものだと。
美桜「…本題はあれですよね。私達の過去。」
沖田「やっぱり気付いてたんだ。そうだよ。」
美桜「…」
やっぱり…。と軽くため息を付く。
もう話すしかないのか。
だが、これから一緒に過ごすのなら知っていた方が良い。
美桜「…良いでしょう。お話致します」
これからは本当の過去が聞くことになるー…
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雛月のえる(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 紅葉さん!こんにちは!おめでとうございます!これからもよろしくお願い致します!本当にですか!?それは嬉しいです!これからも頑張って行きます! (2016年1月2日 23時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 雛月のえるさん» のえるさん!!こんにちは!そして、明けましておめでとうございます!私、雪花ノ蝶 セッカノチウでお世話になっています!紅葉です(≧∇≦)bのえるさんのお話、拝見しました!面白かったです!!引き続き、頑張って下さい! (2016年1月2日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。私も、作品書けるように頑張らないとね。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
雛月のえる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 有難う!これからも頑張ります! (2015年12月13日 22時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんばんは。新作ですねー。続き楽しみです。 (2015年12月13日 22時) (レス) id: 648f4dff02 (このIDを非表示/違反報告)
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