サプライズ(マレウス&ラドルside) ページ22
(まだ消えてからそう長くはない、近辺にいるのは間違いないがどこへ……)
いくら気配を消そうとも魔力の波長は魔力を持つ生命ならば生じる
僕はそれを探った
が、それは
(真後ろ!?)
「縺ゅs縺溘←縺。繧峨&繧難シ?」
数多の口から数多の声
数多の視線に寒気、恐怖
それらが真後ろで形容し難い言葉と共に襲ってきた
この僕が背後を取られるなどと
「あぢゃーーー!?」
「!」
気づけばそれは緑の炎に包まれながらのたうち回っていた
なんだ、学園の生徒か
僕は炎を消してやり体をおこさせてやった
「大丈夫か、すまない。凄い特技だな。僕らしくもなく驚いてしまった。」
「ゲッホゲホ!そりゃどーも……って、あんた寮長か。丁度いい。んんっ、えー不作法をお許しください。この寮宛に荷物を届けに来たんですが人が出てきてくれなくて困っていたんです。オークスの調達屋、聞いた事ないですか?」
「あぁ、腕利きの調達屋家系の……お前がかの嫡男か。」
「はい。サインをお願いできますか?」
「ふふ、この僕に物怖じないその態度気に入った。いいだろう。」
そう言って僕は魔法でサインした
「確かに。重いのでお気をつけを……あとイモリの串焼きとか希少な食材も入ってるんですが腕利きの料理人でもいるんですか?届け先はリリア・ヴァンルージュ宛とあるんですが……」
「早めの忠告感謝する。お前が僕を脅かす程物怖じない奴で本当に良かった。」
「え?」
僕は足早に寮へと戻った
リリアの奴め今度はどんな暗黒物質を生成する気だ
そんな事を考えながら僕はサプライズをしてくれた彼に別れを告げた
ーーーーー
「と、言う訳だ。」
「って事は貴方がマレウス・ドラコニア次期妖精王!?握手いいですか!?」
「こら貴様ー!不敬!不敬だぞ!」
「ほぉ……いいだろう。お前も負けず劣らず面白い奴だな。」
『お前ビビリなのか心臓に毛が生えてんのかたまにわかんなくなるな。』
ドラコニア寮長は快く握手を承諾してくれた
数多いる魔法師の中でもマレウス・ドラコニアは五本指の実力者だ
それがまさか同じ学校に通ってるなんて感激だ!
本とかでも妖精族の話はよく読んでたけどやっぱりカッコいいなぁ……!
「同じ学校で勉学できる事、誇りに思います!どうぞ一後輩としてよろしくお願いします!あと、不敬かもしれないですけど仲良くしてくれたら幸いです!」
「ほぅ……この僕と仲良く?」
「はい!あ、好きな食べ物はなんですか?何でもカップケーキにしますよ!」
「ほほぅ……」
「不敬ー!」
短髪くんの絶叫が響いた
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます!ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです! (2021年12月25日 16時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった、ランドールの魅力をこの小説で知れました、ありがとうございます! (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんかけうどん | 作成日時:2021年12月16日 10時