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おやつが虫とかありえるわけない(エース&ジャミルside) ページ14

「俺の知ってる顔面じゃない……髪型は似てるしこの眼鏡だったがこんなおどおどしてなかった……」

「というか何されたんすか。」

「よくぞ聞いてくれた。」

あ、これ面倒臭いやつだ
そう思いながらも俺らはジャミル先輩に何があったのか聞かされた

ーーーーー

「さて、そろそろ荷物が届く時間だな。」

俺は早朝身支度をとっとと済ませ門の前で荷物を待っていた
というのもカリムの解毒薬の材料や希少な食材等をオークスの調達やさんに注文してあるからだ
前までは高度な配達魔法で直接輸送されてきていたのだが今年から嫡男が入学するらしくその嫡男が配達業務に当たるらしい
聞けばNRCに次席で入学し、先生の間でも優等生らしい優等生と噂されていた
きっと真面目な奴なのだろう

「っと、噂をすれば。」

大量の荷物が封じ込められた箱をいくつも魔法で浮かせながら箒に乗った男子生徒が降りてくる
彼か……
確かに眼鏡で大変真面目そうな見てくれだ

「待っていたよ。君がオークスの調達屋さんの配達員で間違いないか?」

「ああ……じゃなくてソウデス。」

(?)

ぶっきらぼうに返したと思えば彼は敬語で言い直した
なんだ?
先生方が言うには真面目でハキハキとしていてかつ素直な良い子という印象らしかったが……
どちらかというとやつれた社畜の様に見えるんだが……

「すみませんね、少し朝は弱くて。どうか気にしないで。サインお願いします。」

「あ、あぁ。わかった。」

差し出された紙にサインを済ませて箱を受け取る
うぉっ……見た目にそぐわずかなり重いな

「亀裂を入れると中から一気に荷物が出てくるので必ず広い場所で開けてください。」

「あぁわかった。……おっと、すまないが糊かテープを持ってないか?納品書を貼り付けておきたい。」

「あぁそれならこれを……」

そう言って彼は胸元からある物を手渡した
そう、手渡しやがった

「ありがとう"っ!?」

俺の手の中にあったのは幼虫だった
しかも生きてる

「それではっつけ……ん?え、あ、やべ。」

「〜〜〜!?!?!?」

俺は幼虫をぶん投げた
この野郎!

「図ったな!?」

「いやいやいや待て!普段持ち歩いてるおやつと間違えたんだ……!」

「虫がおやつな訳あるかぁ!てかそもそも虫なんて普通持ち歩かないだろ!わざとだ絶対わざとだ!優等生だと聞いていたのにとんだ悪童じゃないか!この俺に虫をっ……!」

「いや本当に出し間違えただけで!」

「ぶち殺す!」

「ギャー!?」

俺は散々火球を浴びせた
が、奴はすばしっこく箒で逃げてしまった
ちっ、仕留め損なったが次は殺す

ラドルじゃない(エースside)→←ファイアショット(エースside)



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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます!ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです! (2021年12月25日 16時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった、ランドールの魅力をこの小説で知れました、ありがとうございます! (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんかけうどん | 作成日時:2021年12月16日 10時

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