ファイアショット(エースside) ページ13
「一個にどんだけの量入ってんだこれぇ……!」
「耐えろエースあと少しで入り口だっ……!」
俺達は今ラドルに頼まれ荷物を2つ運んでいる
一つはスカラビア、もう一つはミステリーショップ行きだ
俺はスカラビアのを持ってるんだけど何これ超重いんだけど……
腕もげるってこれ!
「デュースこれ二人で持ったほうが絶対良いって!」
「馬鹿いえ!それじゃあミステリーショップに持ってくのはどうするんだ。鏡舎に置きっぱなしにしたら盗まれるだろ!」
「そうだけどさぁ……いやこんな重い物盗む生徒がどこにいんだよ……まぁいいやついたし……すんませーん!オークスの調達屋さんでーす!お届けに来ましたー!」
玄関のベルを鳴らし俺は叫ぶ
が、物音がしない
「あれ?」
「こんなに朝早いんだ。まだ寝てるんじゃないのか?」
「えー?じゃあここ置いとこうぜ。」
そんな話をしていたその瞬間、ファイアショットが頬を掠めた
「「……???」」
茫然と門の先を見るとそこには
「この前は良くもやってくれたな……!覚悟しろ今度は逃さない!」
「「ぎぇあぁぁぁ!?」」
ホラー映画もビックリの表情でマジカルペンを向けるスカラビア寮生がそこにはいた
……って
「ジャミル先輩俺っすよ俺!バスケ部の可愛い後輩のエース君!」
「エース?何だ、あいつだと思ったんだが……すまなかったな。オークスの調達屋と聞こえたもんだからつい……」
「ったく朝っぱらから何なんすか!……まぁその仕事を肩代わりして来たんすけど……」
「かわいそうに……脅されたのか。」
「いやいやいやちょっと待って。」
何故か哀れみの目で見てくる先輩に動揺を隠しきれない
あいつ何したの?
とりあえず俺達は非礼を詫びるという事で談話室まで招かれ茶を出された
「この前の配達はラドルがやったんすよね?それで何でこの反応な訳?」
「ラドル?あぁ、あいつがラドルか……入試次席の優等生だと聞いていたんだが……まさかあんな奴だったとは!あんなののどこが優等生なんだ!考えられん!」
「落ち着いてくださいジャミル先輩!あいつは先輩がそんなに怒る様な事をする奴じゃないと思います!」
「そうっすよ!確かに強かな所はあるけど普段は気弱で優しくてカップケーキがメチャウマな奴なんすよ!?」
「は?アレが?」
「最早アレ呼ばわり!ほらこれ!アイツと撮った写真!この眼鏡のがラドルっすよ!」
「は……?」
写真を見せるとジャミル先輩はキョトンとした顔をして目をぱちくりさせた
ほら見ろやっぱり人違いだったとかそう言うオチだ
良かったなアイツ今日来なくて
おやつが虫とかありえるわけない(エース&ジャミルside)→←★関話休題
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます!ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです! (2021年12月25日 16時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった、ランドールの魅力をこの小説で知れました、ありがとうございます! (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんかけうどん | 作成日時:2021年12月16日 10時