知らないふりを（トレイside） ページ19
〜無理やり体を乗っ取ろうとしても肉体に拒絶され無駄だと最近わかった〜
〜なのでこのメモ帳にお前の体を乗っ取った時の恩を書き記していく〜
〜このメモがいっぱいになる頃にはお前は俺にほぼほぼ乗っ取られている頃だろう〜
〜その時が楽しみで仕方ない〜
〜精々あがいてみろ〜
・ふざけた真似して罵倒してきた糞共を還付なきまでにボコボコにする
・ユニーク魔法を伝授する
・寮長達へのカップケーキ作りとそのメニュー作成
・威嚇
・配達中のサポート
・ゴースト達を怖がらせて追払う
・ハーツラビュルオーバーブロット事件の鎮圧、同寮長の治癒
「「ヒュッ……」」
俺とケイトは思わず息を呑んだ
これをラドルは知ってるのか
知っていて助けてくれたのか
だとしたら……
「ねぇこれヤバくない？これが本当ならあのヤンキーラドル君は……」
「……今は静観するしかない。俺達にできるのは何も見なかったフリをする事だけだ。」
「えっ……」
「あいつはこの事を隠そうとしてるし自覚はしている筈だ。このメモの文言通りにならないようあいつなりに気をつけている筈だ。」
「けど……」
「それとなく言う位におさめておこう。そのメモもちゃんと元あった通りに置いておくんだぞ。悟られるとあいつが苦しむ。」
「う、うん……」
一見あいつは良い奴だと思っていた俺が間違っていた
あれは後に自分が体を乗っ取る為の手段に過ぎなかったんだ
(ラドル……)
お人好しなあいつの事だ
それに何故だろう、どこかリドルに似ている気がする
全てを自分で抑え込んで、解決しようとして
結果として今回リドルはああなってしまった
だがもうそんな事はさせない
だからこそ俺ができるのはあいつがランドールに乗っ取られないように、頼らないようにできる限りのサポートをしてやる事だ
「今後もそれとなく手伝ってやるかな。」
俺はそう呟いた
ーーーーー
『ｳｯｺｫﾝ!』
「うわぁ！何さもう。」
『いや、なんかムズムズして。誰か噂してんのか？』
「君の存在は他に知られてないんだから噂なんかされるわけ無いだろ？」
『そうだよなぁ？』
「というかそのくしゃみずっと思ってたけど何なの。ウコンて……」
『知らね。そういうくしゃみが出る体質なんだから仕方ねぇだろ。』
「仕方無くない！ちょっとコンプレックスなんだからね！？人前でくしゃみできないし！」
『俺に言われてもどうにもできねぇよ！』
「うるさいうるさーい！」
『いぎゃぁぁぁ！？魂はやめろ魂は！こいつ徹夜テンションかよ！』
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます！ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです！ (2021年12月25日 16時) (
レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった､ランドールの魅力をこの小説で知れました､ありがとうございます！ (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年12月16日 10時
