ランドールの魂を宿した僕は転生者（twst男 not監督生）

優秀すぎない？ ページ39

内容はこうだ

【行く時は眠そうだったからここに書いておきます。そちらの先生や生徒の方からよく調達した物を届けていたのだけど貴方が入学する事になってわざわざ私達がそっちに届けにいくのも大変なので港に配達した物をラドルに渡して貰う手筈になっています。その代わり部屋は広く、購買の割引カードももぎ取ったので今度配送します。勿論貴方が周りからまた嫌われないように貴方がトカゲの獣人である事は教師の方々を除いて秘匿にして貰っています。貴方が素敵な学園生活をおくれるよう、遠くから応援しています。学校頑張ってね！】

その文言に僕は頭を抱えた
そんなの知らなかった……
というか教師はともかく学生がうちを利用するなんて初耳だ
そりゃ色々と取り揃えてるけど学生が買うにはうちは割高だ
よっぽと金持ちの坊っちゃんでもいるのだろうか
港まで行かなきゃいけないのか……まぁ飛行術で行けば秒だろう
あと割引カードは本当にありがたい
相方が特注コンタクトレンズをしろとうるさいからそれが安くなるならかなり財布が楽になる
トカゲの獣人である事を隠してくれるのもありがたい
今度こそ誰にもばれずに……あわよくば人気者に！なりたい！
……って今はそんな事考えてる暇なかったな

「すみません、今気づいてだいたい把握しました。広い一人部屋、大変感謝致します。」

「いえいえ。貴方の学園生活がより良いものになるようサポートするのが僕らの幸せですので。」

にっこりと笑う寮長に僕も少し笑って返す
ちょっと危ない人だけどまぁ悪い人ではない……のかな？

「実は貴方のご実家の調達屋には度々お世話になっているんです。今でもかなりの頻度で調達をお願いしています。」

「え、凄いですね！うちの商品は希少な物も扱うのでかなり割高なのに……」

「収入源がありますから。よろしければラドルさんも是非我がモストロ・ラウンジで働きませんか？勿論給料、福利厚生等々バッチリ完備のホワイトな職場です。こちらは新入生の皆さんにお配りしているモストロ・ラウンジの募集チラシです。もしご希望であれば僕にお声かけを。VIPルームで詳しい契約をしましょう。」

「は、はぁ。」

渡されたチラシに軽く目を通すと学生が運営しているとは思えないクオリティーの料理と契約内容の詳しさにくらくらしてしまった

「それでは夜も遅いのでこの辺りで。明日の授業に向けてしっかりお休みくださいね。」

「は、はい！お休みなさい寮長。」

取り残された僕は茫然と立ち尽くした
ぼ、僕本当にやってけるんだろうか
思ってた以上にエリートじゃん

☆関話休題→←寮長トーク

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