(それに、その図体のデカさでなんつー速さだよ!) ページ44
A) (なっ、まさか、片手でバズーカ砲を受け止める気か?!絶対痛いだろ…!!)
スーツ) 死ねィ!!
…ドン!!
スーツの男がバズーカ砲をクマ男に放つ。
もちろん、命中だ。
スーツの男たちが期待に胸を膨らませる中、バズーカの煙が晴れていくと、そこには、やはり微動だにしないで立っている男の姿があった。
上半身の服は焼失している。
スーツ) !!!?
?) さすがに、かなり痛えな。
A) (…ハハ 嘘だろ笑
明らかに人外じゃねーか笑)
Aは思わず笑みが零れる。
というか、見てる側からすると、笑うしかないような非現実的な光景だった。
しかし、その人外の標的にされている当の本人達は笑っている余裕などない。
一斉に皆、恐れをなして逃げ出した。
?) はっ、1人も逃がさねーよ。
男はただ楽しそうに笑いながら、次々と追っ手を殺していく。
A) (…なんか、少し、ヒソカに似てる気がする…。。何でだろ、オレ、あんまあいつが人殺してんの見た事ないのに。
…なんつーか、戦ってる時が一番生き生きしてるって感じ。
俺がもしあいつなら、自分より圧倒的に弱いやつと戦っても楽しくないから逃がすと思うんだけどなぁ。
…まぁ、仕事だし、命懸かってるからそういうもんなのかもしんねーけど。)
A) (…お、まだ辿り着いてない追っ手もいんじゃん。あ、止まった。…あれ、あいつは)
Aはある一台の追っ手の車から降りてきた人物の中に、知った顔を見つけた。
A) …クラピカ…?(ボソッ)
(そーいや、護衛の仕事やるとか言ってたっけ?)
Aが、クラピカに気を取られていた時だった。
1人のスーツの男が物凄い勢いでAが隠れている岩に吹き飛ばされる。
Aは反射的にそれを受け止めてしまった。
A) …あ、やべ(( やーっぱり隠れてやがったか。
?) しかも、ガキじゃねぇか。
A) …何故。(バレてたのか…?)
?) …お前の絶は見事だったぜ?
悪ぃな、野生の勘ってやつだ。
殺し合いってのは感覚がビンビン研ぎ澄まされてくもんでよ。
大男は他の人間に見向きもせずに、Aに近づいてくる。そして、ニッカリと笑った。
?) 嬉しいぜぇ。やっと念を使える奴が現れた。
楽しもーぜ!!
大男はそう叫んだ後、Aに襲いかかった。
Aは男の攻撃を避ける。男のたった一撃で隠れていた石山に大きな穴があいた。
A) っ。(…間近で見ると本気でやばい破壊力だな。それに、その図体のデカさでなんつー速さだよ!)
なんで俺の名前.....あっ!お前!!→←(まさに弾丸のような投石。。)
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作者名:シロ | 作成日時:2020年1月16日 11時