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7話『すごいでしょ?』 ページ8

「骨野郎が慌てて出て行ってくれたお陰でドアは開いたけど…」



鎖がなぁ…と頬を掻きながら呟く。
骨野郎が置いていったチェンソーで切断しようと考えたが、切断中に音が出てバレてしまう可能性が高いので即却下。



「んー、何かいい方法は…」



首をかしげながら考える。うむ、全くわからん。



「A」

「んー…」

「Aっ!」

「ぶっ!!」



突然蔓が私の頬を抓ってきた。蔓を掴み、左腕の方を見ると(何故か)フラウィがいたずらっ子のような笑みを浮かべていた。



「どうしたの?」

「下」

「え?」

「Aの足元、見てみて」



フラウィの言われた通り、足元に視線を落とす。



「…あ、れ?鎖が外れてる…??」



いつの間にか外れている足枷。
外れた足枷を部屋の隅に蹴り飛ばし、考える。



「勝手に外れたワケじゃないし、もう壊れそうだったわけじゃなさそうだし…??」



フラウィに目線を向ける。
左右に体を揺らしながら鼻歌を歌ってる、かなり上機嫌の様子だけど何かあったのかな…。



いや、待てよ。



「フラウィ」

「なーにー?」

「もしかして足枷外してくれたの…フラウィ?」



足枷を指差せば、パァと効果音が付きそうな笑顔で私を見てきた。



「そうだよ!Aが悩んでる時に足枷を見てたらさ、鍵穴を見つけたからそれを僕の蔓の形を変形させて開けたんだよ!凄いでしょ??」

「す、凄い!凄いよフラウィ!流石我はパートナー!」

「えへへっ…!」





邪魔な足枷は外せた事だし、あとはここから出るだけだ。とりあえず骨野郎に遭遇しないことを祈りながら外へと足を踏み出した。

8話「大変だったね」→←6話『僕に出来る事は』


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設定タグ:Underfell , AU , ヤンデレ気味?   
作品ジャンル:ホラー
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(プロフ) - UNDERFELL 好きです!更新頑張ってください! (2020年9月12日 13時) (レス) id: d3560f1434 (このIDを非表示/違反報告)
fenon(プロフ) - 2020年に見つけてしまった…((もっと早く出会っていれば…((この作品すこ (2020年9月11日 12時) (レス) id: 8dce9856e7 (このIDを非表示/違反報告)
Bonetrousle(プロフ) - フラウィー・・・。クッ、惚れた! (2018年1月31日 3時) (レス) id: 9d20e91c65 (このIDを非表示/違反報告)
じん死神(プロフ) - やばい(白目)フラウィーが優しすぎてもうなんか惚れそう← (2017年4月3日 0時) (レス) id: a0b41431e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず松(プロフ) - めちゃめちゃいいです!!!サンズァァァァァァ!!!!!優しくしたってええええMがいいよおおおおおお!!!!!更新頑張ってください! (2016年10月22日 15時) (レス) id: 0ad4ea7653 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫葉っぱ
作成日時:2016年7月3日 0時

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