観察日記その20 〜昔話2〜 ページ24
「どういうことなの?」
腰ベルトに常備している銃を手に取り、それをチョコラータに向ける。それと同時にビリギとナータも戦闘態勢に入る
『A、油断は禁物だ』
「分かってる」
銃を向けてるというのに、チョコラータは不気味な笑みを浮かべたままこちらを見ている。質問の答えが返ってこないので、引き金を引こうと人差し指に力を入れようとした瞬間
「うおっ!?」
『Aッ!?』
足を掴んでいたセッコの手ごと、地面に引きずり込まれた事でチョコラータを狙っていた銃が空に向かって誤発してしまう。しまった、こんな状況だと言うのに弾は1発しか入れてない
「A…A…っ!」
「ひっ!!は、離せ!セッコ!!」
地面の中でがっしり私の体を固定しながらいやらしく私の体に手を這わせるセッコに肘打ちを食らわせながらもがく。スタンド能力を使いたいところだが、両手も地面の中のため使えないし…何より下半身を撫でる手が気持ち悪く顔を歪める
「そんなに顔を歪ませて…いい顔だ。もっと歪ませたくなる」
突然頭上から降ってくる声。気がついた時にはすぐ近くまでチョコラータは迫っていた。自分自身を見下ろす気味の悪い表情に背筋が凍る
「この…ゲス野郎っ!」
そう吐き捨てチョコラータを睨むが逆効果のようで先ほどより不気味に笑う。くそっ、こんなやつらに構っていたらボス直々の任務が果たせなくなる…と歯を食いしばりながら考えていると、突然首筋に鋭い痛みが走った
「ぎゃっ!?」
急に襲った痛みで声を上げながら目を見開く。ジンジンと痛む元の正体を突き止めようと首に視線を向けようとするとチョコラータの手に阻止される
「動くんじゃあないぞA、動いたら傷が広がるからなァ?」
耳元で囁きながら首筋に刺さった何かを私の皮膚を突き破り奥へ奥へと荒々しく進んでいくと、急に動きを止めた…かと思えば刺し口から感じるひんやりした感触
…まさか
「…チョコラータ」
「どうしたァ?A」
「…私の、私の体内に…!何をっ、注入した!?」
「恐怖に怯える表情か…くくっ、実に良いぞ!A!!」
「ん゛っ!」
勢い良く首筋から抜くと同時に傷口から溢れる生暖かい液体。息を切らす私の目線には血液が付着した注射器を上機嫌そうに眺めるチョコラータ
「…クソっ!」
何も出来ない…そんな自分に腹が立ち思わず唇を噛み締めた
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雷獄丸(プロフ) - ああ!面白そうなところで止まっているだとぉ!?気になるやないか…!w更新頑張って下さい!応援してます! (2019年4月16日 11時) (レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
エコノハァー(プロフ) - りと(ジョジョカゲプロlove)さん» 別の作品にもコメントを下さり、有り難うございます!更新頑張ります (2015年8月3日 23時) (レス) id: 315f499a3c (このIDを非表示/違反報告)
りと(ジョジョカゲプロlove)(プロフ) - おもしろいです!更新頑張ってください! ディアボロかっこいいぃいいw (2015年8月3日 0時) (レス) id: 50d5a3501b (このIDを非表示/違反報告)
エコノハァー(プロフ) - ツインテルさん» コメントありがとうございまァァァーーーァすッ!ツインテルさんもガンバァーーーって下さいねェェーーーッ!ζ*σ_σ)ζ (2015年6月14日 23時) (レス) id: 315f499a3c (このIDを非表示/違反報告)
ツインテル - ディアボロきらいだわ〜とか思ってたのに… 好きになってまうやろがああああああ!!!! ふあああああああ更新がんばああああ (2015年6月14日 22時) (レス) id: 9fe67e4286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エコノハァー
作成日時:2014年10月11日 23時