【ジョジョ】どんな姿になっても…お前を愛してる

観察日記その１９.５ 〜昔話〜 ページ23

あれは雨が降っていた日だったな



Aは組織のボス…ディアボロの秘書として、とある場所に向かうところだった



組織の車を運転しながらAはワシらとお喋りをしていた



『ねぇねぇA〜！ボス直々の任務なんてワクワクするよねェ♪』

「あはは、そうだね」

『…ボス直々の任務ってことはブツを運んだり、情報集めたりとかじゃろ？ワクワクなんてしないと思うが』

『あーい変わらず頭が固いよねェ、ビリキは。ボス直々だよ？中々ないんだよ？だからこそ、ワクワクするんだよ！』

『…くだらん』

『はあぁ？？くだらない？何言っちゃってンのよ、頭カチカチ山黒ジジィさんよォ』

『五月蝿いぞ、真っ白ミント歯磨き粉』



ギャーギャーとワシらが喧嘩してる中、無言でハンドルを握っていたAが口を開く



「ちょっと、静かにしないとワイパーに括りつけて一生フロントガラスの水切りしてもらうよ？」

『…』

『…』



…まぁ、あれこれあってワシらは目的地に到着したんじゃ



「さーて、目的地に着いたけど…」

『…何もなくねェ？』

「ナータの言う通り、何も無いね」



見渡す限り木、木、木…本当にこの場所で合ってるのか？と疑ってしまうが、ボスから渡された地図を見る限りここで合ってるようだ



『一旦車に戻ったらどうだ？外に居続けたら濡れて風邪を引くぞ』

「あー、そうするかな」



地図を折りたたみ胸ポケットにしまい、車に向かうと方向転換しようと足を動かしたが



「…？」



何故か動かない、雨で地面がぬかるんでそれに足がハマってしまったんだなと思いながら足元に目線を落とす



「！」



Aが足元を見たまま固まってる。何かあったのか気になり、ワシらも目線を落とすと



「セ、セッ…コ？」



地面の中から親衛隊であるセッコがAの足を両手でがっしり掴んでこちらを見つめていたんだ



「チョコラータァ！Aッ、Aを捕まえた！！」



セッコがそう叫ぶと、深い闇が広がる木々の間から現れる人物



「やぁ、A」

「チョコ、ラータ…」




怪しく笑うチョコラータが立っていた

観察日記その２０ 〜昔話２〜→←観察日記その１９

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

これをやると運気が上がるよ☆(諸説あり)

どっかの２８歳の人を慰める

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す