【ジョジョ】どんな姿になっても…お前を愛してる

観察日記その１７ ページ20

『ほら、その左手であいつを叩きな…面白い事が起きるぜェ』



耳に響く謎の声の通りに左手でメローネさんを思い切り叩いた
するとどうだろう、私が彼を叩いた瞬間重い石が乗ったように顔面から地面にめり込んだ



『にゅふふっ…あっしらの能力はまだまだ健全だねェ』



謎の声の正体をつかもうと、建物の中を見渡したがそのようなものはいない



『逃げるなら逃げるンだなァ、ほらほら早くここから出ないと捕まるぜェ』



謎の声の通り今逃げなければ、この能力がいつ切れるか分からない
…だけどAの頭の中は逃げることしか考えてなかった



「ご、ごめんなさい…メローネさん！」



"逃げる事でこんなにひどいことを…"とズキズキ痛む胸を押さえ、建物を飛び出し暗闇が広がる道の方へ駆けていった






〜〜〜〜〜〜〜






一方、謎の能力で下敷きになっていたメローネは



「ひゃー、逃げられちゃった〜♡」



ゆっくり立ち上がり、少し汚れたマスクを外し服の裾で拭いていた



「やっぱりあの能力…Aだな」



逃げた時に落としたAの血液を試験管の中に入れ、妖しい笑みを浮かばせる



「でもさ…これでいいのかな？」



試験管の中の血液を左右にふり、ベイビィフェイスの中に入れる



「正直言って…俺は逃げ延びて欲しいんだよな」



カタカタとキーボードを叩き、Aの情報を見る
enterキーを叩くとすぐにAの情報が出てきたが、何故かため息が出る



「リーダーやプロシュートとかは見つけたらいろいろ吐かせるとか言ってたけど…本当にそれでいいのかな…？」



２度目のため息をつくと、ポケットに入れていた携帯がブルブルと振動し始めた
ポケットから出し、名前を見ると【ギアッチョ】の文字が浮かび上がっていた



「…もしもし？」

《もしもし？…じゃねェだろォォーッ！なんでアイツを逃がしたんだよォ！馬鹿かテメェーはァ！？》

「…ごめん、ギアッチョ」

《あ゛あぁ？》

「ヘマしちゃった♡」

《１回死んでこい！ボケがァ！！》



ブチっと音と共にツーツーとなる携帯



「もしかしたら…これで良かったのかもしれない」





"俺が恋した人だから…"と呟きながらマスクをつけた

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これをやると運気が上がるよ☆(諸説あり)

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