(刀剣乱舞)無職ですが、何か？4(え？モテ期のゲシュタルト崩壊？) (ページ5)

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また会えて良かったとページ5

皆と色々あったせいでボーッとしっ放しになっていた私は今日がついにブラック本丸対応窓口の担当者が訪れる日だと思い出す
こんのすけも一緒にという事で気分が上向き、油揚げを用意しといてあげようと準備した

昼頃になって、短刀達と遊んでいた時だった
前方から恐ろしい速さでお腹辺りに吹っ飛んできた毛玉が歓喜の声を上げた
こん「お、お会いしとうございましたあぁああぁ！！」
「こんちゃん！！」
一人と一匹はヒシッと抱きあい感動の再会を果たす、すると前方からこんのすけに置いていかれたブラック本丸対応窓口担当者の天威が歩いてきてその様子を見て笑った。短刀達は空気を読んで皆席を外し、その場には二人と一匹のみ残った
天威「お久しぶりです、Aさん。ご無事なようで何よりです」
「こちらこそ、その節はお世話になりました。貴方が夢から後押しして下さらないととっくに諦めていたと思います」
そう、鶴丸と三日月に囚われていた間に希望を抱き続けることが出来たのは夢の中から彼の呼び掛けがあったからだ。気持ちを強く持ち、少しずつ体の中に他人からの神力への抗体を作るのだと教えてくれたのは天威だった。元々何かあるかもしれないと前回の訪問時から気に掛けてくれていたおかげもあって、一期からの通報ですぐに対応する事ができたのだそうだ
天威「本丸自体が歪んでいたわけではないのが救いだったと思います。貴女が動かなくても貴女を思う誰かが通報してくれると確信がありました」
「…今回のことで…何か処分はありますか…？」
不安だったのはそれだった。少なくとも政府に騙ろうとしたことは許される行為ではない
天威「こんのすけは寝ていただけ、通報自体も表立って出動してはいないので公にはなってません。Aさんが処分を望むなら可能ですがそうではないのでしょう？」
「はい…」
天威「まぁ…鶴丸さんや三日月さんがべったりっていう状況…どうにも既視感があるんですよね」
自分の所属する事務所を思い出す
「…皆、そんな感じなんですかね…？」
天威「そ、そんなことは…ない、はず？←」
断言出来ず首を傾げた
天威「ネックレスも肌身離さないように、追加でこの御札もお渡ししておきます。完全には安心出来ませんしこちらも何時でも通報は受け付けておりますので、勿論無いことが一番良いんですけどね」
「有難うございます」
天威「じゃあ、長居は無用なのでそろそろ失礼させて頂きますね」
そう言うとにこやかに手を振りながら帰っていった