〜第八話〜 ページ10
「むぐっ…!!!」
肌色の何かは私の息を完全に止めた。
「ふふひい…。ふふひい…。」(苦しい…。苦しい…。)
「あら?この子、もしかして新しい三席の子じゃないですか!?」
ねぇ隊長!と言う女の人
それはおそらく松本乱菊副隊長で、この肌色の何かは松本副隊長の最大の武器…
「松本。苦しそうだ。離してやれ。」
「え?あ、ごめんね!大丈夫?」
松本副隊長が少し離れると、私の体内に酸素が取り込まれた
「だ、大丈夫です…。…あ!!私、本日から十番隊第三席となります。天竜紅葉です。」
そう言ってお辞儀をして、顔をあげる。
「やっぱりあなたが新しい三席の子ね!あたしは松本乱菊!よろしくね!」
「はい!松本副隊長、よろしくお願いします!」
「俺は十番隊隊長の日番谷冬獅郎だ。」
「日番谷隊長、よろしくお願いします!」
「あぁ。」
正直、日番谷隊長には怖いイメージがある。
もちろんさっきの怒鳴り声も怖いが、それとは違い少し冷たいように感じる
私が日番谷隊長のことを知らないというのも冷たく感じる一つの理由かもしれない。
「そうだ紅葉!今から隊士の皆に挨拶しましょ!その方がいいわ!」
松本副隊長はそう言うと、私の手を引っ張りどこかへ連れて行った。
後ろから怒鳴り声が聞こえたのは言うまでもない
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作者名:稀代 | 作成日時:2019年10月5日 16時