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〜第三十四話〜 ページ37

明日から頑張ろうって言ってだいぶたった。

私に変化はない。

今日も花くんと戦っている。

「ねぇ、紅葉。君は何のために戦ってるの?」

「え?それは、兄弟から瀞霊廷を守るため…」

「そうじゃない。なんで死神になって戦おうと思ったの?」

「え、?なん、で?」

そういえばなんでだろう。

「答えられない?」

「そんなこと…ない。」

「じゃあ教えてよ。」

なんで?なんで?なんで?



「なんだ。答えられないじゃん。そんなのだからいつまでも変わらないんだよ。」

そう言った彼岸花の目は冷たく、私を見放したような目だった。

「思い出してごらん?紅葉が死神になろうとしたときのこと。」

私が死神に?

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作者名:稀代 | 作成日時:2019年10月5日 16時

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