〜第二十八話〜 ページ31
兄弟とみんなが戦っている。
私も戦わないといけない。
なのに、頭の中で兄様たちには勝てないからと思って、体が動こうとしない。
脳裏に流れる幼いころの記憶
一つ一つ、鮮明に映し出される。
私はいつまでも変わらないのだ。
「紅葉。大丈夫だよ。」
そう言って誰かに後ろから抱きしめられる。
この細い腕、白い肌
花くんだ。
「君は強い。強くなった。ううん。もっと強くなれる。ここで負けて、くたばるような奴じゃないでしょ?紅葉は。」
「花くん。でも…」
「負けるのが怖い?それなら、君は兄弟たちと一緒にいればいい。なのに、なんでそうしなかったの?」
「それは…」
「紅葉が戦わないと意味がないじゃないか。ほら、立って、俺を使って、紅葉なら大丈夫だ。」
花くんはそう言って消えた。
私は少し震える足に力を入れ、立ち上がる。
「咲け『彼岸花』」
始解をして、斬魄刀を構え、目標を咲希斗兄様に定める
そいつに向かって、勢いよく突っ込んでいく
「はぁあああああああああああああ!!!!!!!」
斬魄刀を振り上げ、切りかかる。
だが、受け止められてしまった。
「掛け声だけは立派なんだけどな。紅葉は。」
そう言って咲希斗兄様に笑われる。
それでも、わたしはどんどん攻撃をしていった。
すべてかわされてしまう。
兄様は避けるのをやめ、攻撃をしてきた。
あまりにも動きが素早く、避けるのも大変だ
そのうちの一撃が腹に当たった
少し深い
私はそれをチャンスにもう一度攻撃を仕掛けた。
「お!いい感じの攻撃になったじゃん!」
兄様はまだ余裕だった。
「でも、紅葉はここまでかな。ごめんね。卍解 百万蟻地獄」
兄様が卍解をした。
兄様が卍解をした後、どうなったか分からない。
ただ、私は理解した。
この人に勝つには、卍解を習得しなければならないと
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戦闘シーン書くの苦手です…
みなさんの想像力をフルに働かせてください…
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作者名:稀代 | 作成日時:2019年10月5日 16時