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〜第二十五話〜 ページ27
緊急隊首会が終わろうとしていた頃
血まみれのあの人が入ってきた
松本副隊長だ
「松本さん！！」
そう言って一番に虎徹隊長が駆けつける。
松本副隊長は苦しそうにしながらも、言葉を発した。
「こちらへ、向かおうとした際、三番隊、五番隊、七番隊、十三番隊の隊士に、襲われました…」
それは兄弟が所属している隊だった。
兄弟たちが、松本副隊長を襲った。
その事実だけで、私を怒らせることは可能だった。
私は一番隊を飛び出した
「おい天竜！！」
後ろから隊長が呼ぶ声が聞こえたが、止まっているほど心に余裕はなかった。
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作者名：稀代 | 作成日時：2019年10月5日 16時
