I want to protect everything. (ページ23)

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～第二十一話～ページ23

昼休憩が終わって隊舎に戻ると、松本副隊長が戻ってきていた。

「あ、紅葉おかえりー！どこ行ってたの？」

「檜佐木副隊長に甘味おごってもらいました！」

「いつのまに修兵と仲良くなったのよ！ね、隊長！」

何故か副隊長は隊長に話を振った

「知るか。俺には関係ねぇ。」

「えぇー。そんなこと言わないでくださいよー。」

その時の隊長はどこか機嫌が悪そうだった。

仕事を始めてどれくらいが経ったか分からないが、私の仕事は終わってしまった。

松本副隊長の机の上には、書類が山盛りだ

「副隊長。私終わったので、お手伝いしますね。」

「ホントに？？助かるー」

そう言って三分の二渡された。

「い、一緒にやりましょうか…」

副隊長とお話ししながら少しずつ仕事を終わらせていった。

半分程度終わったところで、乙女の定番の恋バナがやってきた。

「紅葉って好きな人とかいないの？」

「えええ。いないですよ。」

「え、あの、あの子は？十一番隊の男の子。」

「松本副隊長まで知ってるんですか？雄大ですよね。あいつは幼馴染ですよ。」

「ええーそうなの？じゃあ、やっぱり修兵？」

「なんで檜佐木副隊長なんですか。檜佐木副隊長は、なんかお兄ちゃんみたいな感じです。」

「えーつまんなーい。じゃあ、隊長はどう？？」

「ど、どうってなんですか。隊長は尊敬していますよ。でも、それだけです。」

「そうなのー？？」

「ほら、口ばかりじゃなくて、手も動かしてくださいよー。」

そう言ってなんとか恋バナを終わらせた。