〜第十八話〜 ページ20
飲み会も終盤に差し掛かると、ほとんどの人たちは既に帰ってしまった。
残っているのは、酔いつぶれた松本副隊長、檜佐木副隊長、三番隊の吉良副隊長、六番隊の阿散井副隊長、枝豆先輩、いたって正常な私と日番谷隊長、その程度だった。
吉良副隊長はもはや戻している(何をとは言わないが…)
「さて、こいつらをどうするかだな。」
隊長がそう言いながら立ち上がった。
「ふ、二人なら運べますよ!」
そう言って、松本副隊長と檜佐木副隊長を担ぐ
「お、お前…その体のどこにそんな力が…」
「十一番隊の幼馴染に鍛えられましたから!!」
そう言って二人を担いだまま店を出る。
申し訳ないが、残りの人たちには自分の足で帰ってもらうしかない。
日番谷隊長は小さいので、一人を運ぶのが限界だと吉良副隊長を背負った。
酔っ払いたちを引き連れて、それぞれの部屋に向かわせ寝かせる。
死覇装がしわになってしまうが、それは仕方がない。
全員を部屋に返すと、私と隊長も部屋へ向かった
「なぁ、天竜。」
部屋に向かう道中、隊長が急に口を開いた。
「はい?何でしょうか。」
「今日は楽しかったか?」
「はい!とても!」
「そうか。お前が楽しかったならよかった。」
「隊長は楽しかったですか?」
「普通だ。」
「そうですか。じゃあ、いつか二人で飲みに行きませんか?静かなところで!」
なんだか日番谷隊長に気があるかのようになってしまったが、そんなことはない
「あぁ。そうだな。そうしよう。」
「やったー!あ、私の部屋ここですね。ありがとうございました!おやすみなさい。」
「あぁ。おやすみ。」
そう言って部屋に入り、寝る支度をして、布団に入った。
さっきの飲み会のことを思い出していたら、いつの間にかねむっていた。
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作者名:稀代 | 作成日時:2019年10月5日 16時