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〜第十五話〜 ページ17
日番谷隊長に教えてもらいながら、なんとか仕事を終わらせた。
「いやー。終わりましたね。よかったよかった。」
「あぁ。松本の分まですまないな。」
お気になさらずと言おうとしたとき、伝令神機が鳴った。
「うん？？あ、メールだ。」
紅葉へ！
今からたいちょーと一緒に、この住所まで来て―！！
そんな文章と共に、住所が書いてあった。
「日番谷隊長。松本副隊長から…」
「あぁ、俺のところにも来た。どうせ飲み会か何かだろ。あいつ、仕事サボりやがって…」
「あはは…。ところで、これ行きますか？」
「誰が行くか！！お前ひとりで行ってこい。」
「えー行きましょうよ！何があるか分かんないから、一人で行くの怖いです！！」
「お前なぁ…」
そう言いながらもついてきてくれる…と思われる隊長
「おい。なにボケっとしてんだ。行かないなら置いてくぞ。」
「うえええ。待ってください！」
そう言って、先に部屋を出ようとする隊長の後に続いた。
「楽しみですね！」
「俺は楽しみじゃねぇ…」
「えー。息抜きですよー。」
「松本がいる飲み会は、逆に疲れる。」
「そうなんですね」
そう言ってあははと笑う
隊長は少し、眉間にしわが寄ってる
「隊長。そんなに眉間にしわ寄せてたら、取れなくなっちゃいますよ？」
「うるせぇ。松本みたいなこと言うな。」
「ごめんなさーい。」
私は、この時間が楽しかった。
雄大とか、枝豆先輩たちといる時とは少し違う
うまく言えないけど
胸が少しだけキュウって苦しかった
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作者名：稀代 | 作成日時：2019年10月5日 16時
