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第50話 ページ2

A「デキチャッタヨ…」



特注品のユニホームを馬に着せた征十郎とA。



征「だから言っただろう?」


征「とても似合っているよセジュロ2号。」



A「確かに……、素敵だ。」


様々なアングルから馬を眺めるA。





A「今度、私たちの体育館に来るといいよ。」


征「やめておけ。どう考えても馬はダメだろ…。」



大きさの話をしている征十郎だが、

なぜか戦力の話を始めるA。


A「私には敵わないだろうけど、練習次第でアツシ程の守備力を身に付けられるはずだ。」



征「馬に何をさせる気だ。…………練習も何も、」



征「立っているだけでアツシだろ。」



そう言いながら2号の頭を撫で、小屋を出ていく征十郎と、その後ろを歩くA。


それから、

二人の後ろを歩くセジュロ2号。


馬がついて来ている事など全く気づいていない征十郎とA。




征・A「……………」






A「……っ!?きゃっ…でたっ…!やはりいた。やはりいた。」


ふと後ろを振り向いたAの視界は、
馬で埋め尽くされていた。


幽霊が出たと思い込むAは、
征十郎の背中にきつく抱きついた。



征「なんだ……?」


A「なんか、なんか……お前の母みたいな馬みたいな幽霊が…いた…」



征「母は馬のような顔ではないy…」


そう言いながら後方に目を向ける征十郎。




征「……っ!?…いやダメだろうセジュロ2号。………戻ろうか。」



爾後、

お前の見たものはセジュロ2号だ。

そう何度も何度もAに言い聞かせる征十郎。


しかし、

学校に着くまでAが口にした言葉は 怖い だけだった。




今日も征十郎の苦悩の色は
濃く染まっていく。

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シア - はきらさん、貴方はどうやったらそんな面白い文章が書けるんですか? (2015年8月27日 23時) (レス) id: 7562b21910 (このIDを非表示/違反報告)
琉執@苺〆(プロフ) - はきらさん» こちらこそお返事ありがとうございます!!それに遅くなってしまってすいません!! (2015年4月2日 19時) (レス) id: dff395969f (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - 琉執@苺〆さん» ありがとうございます(泣)嬉しいですm(__)m (2015年4月2日 12時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
琉執@苺〆(プロフ) - もう1から見たんですけど征君と夢主様のコンビが面白くて爆笑しすぎて寝れません(大笑)このような面白い小説を作っていただきありがとうございます!! (2015年4月2日 8時) (レス) id: dff395969f (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - にゃんころさん» ありがとうございます!!m(__)m (2015年3月20日 21時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はきら | 作成日時:2015年2月15日 21時

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