第35話 ページ36
征「………………」
A「…ズレてしまったな……。逸速く部屋へ戻って訂正してこい。オレはAとシました。おまけに変態ですと。…行け。」
征「お前が訂正しろ。自分でそんなこをわざわざ暴露して、どうしたと思われるだろ。馬鹿か。」
征「……………それより…、変態扱いとはつまりなんだ。……何を言ってきたか言え。」
A「……………」
Aの背後に回る征十郎。
後ろから聞こえたのは、
いつもより低めの声。
征「言え。」
A「妄想………しかしてない…、や、…欲が強い………」
覚悟を決めてぎゅっと目を閉じたA。
しかし、
軽い膝カックンだけして去っていく征十郎。
A「(なにもしない…?)」
A「待て。」
彼女は恐怖で立ち上がれなかった。
A「殴るなら殴るといい。」
A日わく、
なにもしない征十郎が1番怖い。
らしい。
A「…ストレスを溜め込み続け、その間、裏でコソコソと作戦を立て、そして数年後かにまとめて殺り返そうとしているんだろう?」
征「いや、怒っていても…そんな事に数年も使えるほど暇ではない。」
征「今回は許そうと思ってね。」
あまりに想定していなかった言葉だけに、
キョトンとするA。
征「確かに、卑猥だと思われても仕方がない。僕はAの胸を触って赤面したからね。」
先日の事を話す征十郎。
A「………………それもそうだ。やはりお前が悪いな…。では…」
征「だがこの話はここで終わりだ。」
征「今後………、妄想だの淫欲だの………ありもしないことを発言した場合………、」
その後、耳元で囁かれた一文は、
死より苦しいものを語っていた。
征「そのつもりでいろ。良いな?」
征「それから…、シたことにしといてやるから、お前はその他のズレを訂正しておけ。」
A「………承知はしたが命令はするな。」
話を合わせ終わった途端、
A「お…、ん?」
A「…ん……zzz…」
征「………………」
征「………………え、いや、起きろ。こら。起きろ。」
修学旅行2日目の夜、
スヤスヤと眠るAを見て、
彼女の隣にそっと腰を下ろし、肩を貸した征十郎。
それでも、彼の真意は不明だ。
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優花(プロフ) - まさかのディズニーでのやりとりが面白すぎて腹筋破壊しそうですwwこの作品好きです!応援してます! (2015年12月1日 22時) (レス) id: 36a528e68e (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - RIRIさん» ありがとうございますm(__)m♪!!頑張ります! (2015年2月24日 21時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - 面白いです!最高です!ギネス級www頑張ってください! (2015年2月24日 18時) (レス) id: b6ae059394 (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - 黒子えれな☆さん» どっちでも大丈夫ですよ(^q^)コメントありがとうございました(^q^)嬉 (2015年2月21日 0時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
黒子えれな☆(プロフ) - はきらさん» コメントする方間違えちゃいました-(^q^)-ハァン!!ほんとは続編のほうにやろうとしてました(^q^) (2015年2月21日 0時) (レス) id: 2e709de854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はきら | 作成日時:2015年2月1日 20時