第16話 ページ17
A「手伝おうか」
食事を終えたAは、皿を洗う島崎に手を貸そうかと聞く。
島崎「どぉ!…滅相もございませんん…!」
年輩の者に世話になるのはまだしも、
自分よりも年下の者に世話を焼かせるのは気が引けるA。
島崎「それよりも…、征十郎様…、お口に合わなかったのでしょうか…」
A「………いや、美味しいと言っていたよ。今日はテストもあるし、急いでいたんだろう。気にすることはないよ。」
そう嘘をついたAであったが、このままでは明日も状況は変わらないと思い頭を捻る。
島崎「そ、そうですか…!よかった…」
思いついた方法で自然な改善を促す。
A「ただ、おじ様が帰られた時のために言うが…、もう少し味が薄い方が良いかもしれない。それから、魚の骨も…」
征「A…?何をしているんだ。置いていくぞ?」
話の途中に入る征十郎。
A「……あ、征ちゃ……今行くよ。」
征「A、こっち向いて」
A「ん…?」
征「曲がっている」
と、曲がってもいないネクタイを直す征十郎。
A「…………」
A「ありがと…!」
征「あぁ。…行こう」
島崎「いっ、行ってらっしゃいませ…!」
意味のない征十郎の行為にハテナマークでいっぱいだったが、なにも言わず学校へ向かった。
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A「なんだ…さっきの無意味な行動は…、理解に苦しむ…」
険しい表情のAと登校する征十郎。
征「島崎は僕に気持ちがあるようだから、つまり…、普通の人よりも僕を見ている可能性が高い。」
征「微塵の欠片も疑われてはいけない。バレる。」
A「命かけすぎだろ」
征「父をガッカリさせたくはないからね。」
A「それは私も同じだ。」
実渕「おはよう征ちゃんAちゃ…」
征「手」
A「ふぁあ…!」
後ろからの実渕の声に、
慌てて手を繋ぎ、表情も変え、話す内容もチェンジする。
A「征ちゃん…キスは…?」
征「こんなところではダメだ…//」
A「んん…」
征「後ですれば良いだろう?」
A「うん…、分かった//」
実渕「ちょっとっ!聞こえてる〜?」
二人の姿を見て声をかけ直す実渕。
征十郎とAが吐き気に襲われていることなど、知る由もない。
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優花(プロフ) - まさかのディズニーでのやりとりが面白すぎて腹筋破壊しそうですwwこの作品好きです!応援してます! (2015年12月1日 22時) (レス) id: 36a528e68e (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - RIRIさん» ありがとうございますm(__)m♪!!頑張ります! (2015年2月24日 21時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - 面白いです!最高です!ギネス級www頑張ってください! (2015年2月24日 18時) (レス) id: b6ae059394 (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - 黒子えれな☆さん» どっちでも大丈夫ですよ(^q^)コメントありがとうございました(^q^)嬉 (2015年2月21日 0時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
黒子えれな☆(プロフ) - はきらさん» コメントする方間違えちゃいました-(^q^)-ハァン!!ほんとは続編のほうにやろうとしてました(^q^) (2015年2月21日 0時) (レス) id: 2e709de854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はきら | 作成日時:2015年2月1日 20時