28話 ページ29
sideA
唇が離れ、静かに薫と目を合わせる。
A「大好きって」
薫「ほんとのことだよ」
A「…女の子遊びばっかなのに」
薫「それは…俺の方こそ君といてられないと思ったから…」
A「薫が望むなら私はずっとそばにいるよ」
薫「俺に内緒で婚約とかしないでよ?」
A「うん。約束する」
薫「約束だよ?…じゃないと俺、どうなっちゃうかわかんないよ?」
思わずクスッと笑ってしまった。
薫なのにすごくかわいいことを言ったから。
薫はかっこいいのに。
A「離れないよ。私からは絶対に」
私は薫を抱きしめることでそれを誓いとすることにした。
絶対離れてやるものか。
もう自分に嘘はつかない。
薫「ねぇ、Aちゃん」
2人での帰り道、薫が話しかけてきた。
A「なに?」
薫「元はと言えば俺が悪かったんだよ?どうして一緒にいないようにしてたのか、とか」
A「まぁ、そうなるね」
薫「なんで怒らないの?」
A「なんで怒るの?」
意味がわからない。
A「好きな人に避けられて怒る人なんていないよ。悲しいだけ」
私はそうだった。
A「だから今度からは話をしよ?私も話すから」
薫「そうだね。俺たちは会話が足りなかったもんね」
繋いだ手を私はぎゅっと握りしめた。
この先この手を絶対離したくない。
薫がいてこその私でいたいから。
ー[完]ー
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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かお(プロフ) - めっちゃ面白かったです!薫くん〜がんばれ!笑これからも応援しています。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんぱいあ | 作成日時:2021年7月31日 14時