【名探偵コナン】続・初デート先で大事件とか聞いてない【赤井秀一/ギャグ】

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「あの、すみません！最後に2、3点よろしいですか」
「ええ」
「？昴さん何故私を後ろに」
「疲れているご様子ですし、僕だけで大丈夫ですよ。必要ならお呼びしますから」


　離れた場所で話し合っていた警官達が2人の元に駆け寄る。
沖矢が応対したため話はあまり聞けなかったが……どうやらこの事情聴取もようやく大詰めらしい。

思ったよりも早く話は切り上がったようで、沖矢はAの元にすぐ戻ってきた。あくびを噛み殺しながら問いかけた。


「お帰りなさい！あの人たち、なんて言ってました？」
「もう帰っても大丈夫だそうです。よかったですね」
「ホントですか！や〜っと終わった……ガンバッタワタシ……頑張ったのは主に偽証だけど……」
「ふふ、お疲れ様でした」


　周りに人がいなくなったことで気が抜けたのか、脱力したAは自分を褒め称えていた。そんなAを労わるように、沖矢は優しく微笑みながら、フラフラとしている肩を支えた。


「じゃ、帰りましょっか！……って有希子さんはどちらに？事情聴取始まる前に携帯で連絡取ったっきりなんですけど」
「あ……言い忘れてました、」


　彼女なら既に帰りましたよ。と一言。
沖矢の爆弾発言に、Aは「は、」とあんぐり大口を開けた。


「念の為に別行動、だそうで」
「聞いてないんですが！！？？」
「言ってませんでしたからね……」
「そっかあ〜じゃあいいかあ〜！とはならないんですよこの言葉足らず男」


　胸ぐらを掴みかかりそうな勢いで詰め寄る。流石の沖矢も、その勢いに圧されてタジタジに。


「私には列車の中であんなに根掘り葉掘り聞いておいてどぉーーーしてそっちからは教えてくれないんですか有希子さんの笑顔見て癒されながら帰ろうと思ってたのに」
「ま、まあまあ。落ち着いたら貴女にも連絡をすると伺っていたので……って、貴女そんな事考えてたんですか」
「当たり前ですっ！」


　美女と美少女は目の保養なんですから！！と、花の女子高生とは思えない発言をする少女に対し、男は……


「それでは、僕はどうです？整った方だと思っているんですが」
「いきなりお茶目なこと言い出しますね……もちろん昴さんもカッコよくて素敵ですよ？」
「ホー、光栄です」


　まあ今の「昴さん」は自分の手で作ってる、っていう意識がまず念頭にあるから美男というより美作品って感じに……なるのかな？？

確かに顔はいいし今更ながら私の彼氏にはもったいない。短所はポエ厶くらい……いや大分デカイな短所……


(ふふ、行きましょうか)
(なんだったんだこの会話)

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本日の名言！

そんな顔をするな…それとも俺の保証だけじゃ不安かな？《赤井秀一》

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