【名探偵コナン】続・初デート先で大事件とか聞いてない【赤井秀一/ギャグ】

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「ま、まあまあ！私はともかく、そっちにとっては良かったんじゃない？逃げる時間増えたろうし」
『1ミリもよかねえよ？！オメーが銃突きつけられてるのが見えたせいで、逃げるに逃げらんなかったんだからな』
「えっ、“見えて”？？」


　思わず動いていた足がピタリと止まる。
ソレってつまり、あのドアの隙間から見てた……ってコト！？(突然のちいかわ構文)


「あのォ〜つかぬ事を伺いますが、一連のやり取りが見えてたってコトはまさか会話とかも」
『そりゃ聞こえてたぞ。イヤホンとマイクもつけてたし、あの時のオレの通話相手にも筒抜けだったぜ』
「ﾂﾂﾇｹ…」


　お、終わった……あの時の会話も聞かれてると考えると、哀ちゃんの説教タイムが流石に怖くなってきたぞ！？
とはいえ過ぎてしまったことは仕方ないか。大人しく叱られよう。


『ま、手榴弾が転がってきたトコで流石に逃げたから、聞こえたのはそこまでだけどな』
「左様で……っていうか、そんなにギリギリで逃げたの！？！私が喋ってる間とかで、余裕もって逃げる時間はあったと思ったんだけど！？」
『ッバァ〜ロ！！あんな状況のオメー1人置いて逃げる奴がどこにいんだよ！！』
「仰る通りです心配してくれてありがとう！！」


　あらヤダこの鳩ぽっぽ優しいわね！？
前々からこういうとこあるんだよな〜大犯罪者なのに憎めないというか。こうなるとキザな大怪盗というより、イタズラ好きな男友達って感じが強い。声も何となく新一くんに似てるし……？

　そんな感じで私が電話に向かってギャアギャアと叫んでいれば、昴さんは人々の動きに逆らった方向に歩き出す。勿論この人と手を繋いでる私もセットで引っ張られる。


「(おわ、どしました？)」
「(この人混みの中での歩き電話は危険だ。転ぶぞ)」
「(確かに……)」

　※余談だがここまでアイコンタクトで会話が成立している。


　器用に人を避ける沖矢は乗降口から離れつつ、列車に背をつけるような位置で立ち止まった。そこは人々が通過しないため、ほんの少しの空間ができていた。

　キッドのクレーム(？)に対して「ハイハイすいませんね」と相槌を打っていた時、前方から園子の愚痴が聞こえたA。視線をそちらに向けた。


「――ガッカリよ！これでキッド様来られなくなっちゃったし」
「(来られないっていうか既に来てたけどね。ハハ……)」


(あのボウズも近くにいるよな？あっちにも文句言ってくるわ。じゃ)
(はいよー)
(ん、電話は終わったか？真純なら向こうにいたぞ)
(やることが次から次へと……)

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本日の名言！

そんな顔をするな…それとも俺の保証だけじゃ不安かな？《赤井秀一》

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