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Aは脹相の髪の毛に手を伸ばすと




脹相「…っあ?」





その花を彼の髪の毛に差し込んだ




2つある団子結びにそれぞれ花が飾られ、

脹相も花御もぽかんとした顔をした



それでもAが気にした様子はない






『……』





手に持っていた花を全て差し込み終われば

彼女は満足そうに手を離した




表情はハッキリとした変化が無いものの、


どことなく柔らかい雰囲気があった









ドクン








脹相「……お前に弟達は殺せないだろう…」






脹相はAを見ながらそう言った



残念ながら、

実際彼女は
虎杖と釘崎と共に彼の弟と呼ばれた人物?に


手をかけてしまっているのだが…。







脹相「冷たい態度をとって悪かった

これからはなんでもお兄ちゃんに言ってみろ、妹」





『…?』





何故かおかしな方に思考が向かってしまっている


Aも首を傾げた



今の彼女は普段の様子とは懸け離れた状態な為、

庇護欲…というものが湧いたのだろうか



それにしても急に妹呼びは変な気がするが。








脹相「こっちへ来い、」






ふと、脹相がAにそう声をかける


彼女はそれに応じて2歩ほど進んで脹相に近付いた




それを確認した脹相は

先程Aが自身の髪に差し込んだ花を一輪抜き取り


今度はそれを彼女の髪へ差し込んだ




上にあげた前髪の端に差し込んで、

崩れないように少し弄る







脹相「よし、よく似合ってるぞA」





『__!』





花が飾られたであろう場所へ目を動かすA



視界の端にその花弁が入れば、

僅かながらに目を輝かせた




脹相はその様子を見守り口角を上げた





そしてAはたたた、と砂浜を走っていく


数m後ろで見ていた漏瑚の所へ行ったようだった







花御「彼女が妹…ですか」




脹相「真人(アイツ)が言ったように

あんな様子じゃ到底弟を殺せるとは思えない


Aは巻き込まれたに違いない

可哀想に…


俺は兄、アイツは俺の妹として激励を送る他ない」






どうやら彼にとってAは守る対象になったようだ

蝶狐ちゃんや縛り、屋敷についての話→←☆イラスト



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マリア - もう、何度も何度も読み返してます。本当にこの作品を愛してます。成り立ちも、感情描写も凄く繊細で美しく、引き込まれました。これからも、この作品を愛し続けます (7月16日 22時) (レス) id: 3821b6efdb (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅオタ - もう神作すぎるんだが……。この作品愛してる (2022年12月23日 23時) (レス) id: 96baaba9fd (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅオタ - え?絵も話も最高なんだが?あなたは神ですか?え??? (2022年12月23日 23時) (レス) @page37 id: 96baaba9fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - これからも頑張ってください! (2022年7月17日 12時) (レス) id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - イラスト上手過ぎ!!影の部分も細かい線や色使いも凄く丁寧に描かれていて凄いです!!話もしっかりまとまっていたり面白いところやシリアスなところが分けられていて今まで読んだ中で一番のお気に入りです! (2022年7月17日 12時) (レス) @page5 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘党組 x他1人 | 作成日時:2021年2月20日 20時

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