【黒子のバスケ】品のある君は俺の婚約者

Red6 ページ7

「おはようございます、○○女学校から転校してきました、
　皇Aです。これから仲良くしてくださると幸いです。」




あれから数日後、Aは俺のクラスに転入してきた。
他の奴ら.と.は違って、彼女が同じクラスだ。嬉しいものだな。

そんなAは、模範的な挨拶をして、
背筋をピン.と.伸ばしながら、俺の近くまで来て、隣の開いた席に座った。




「ふふっ、Aが同じクラスで嬉しいよ。」

「私も征十郎さん.と.同じクラスで嬉しいです。」




そう言いながらAは新鮮そうな顔で椅子に座っていた。
前の学校は着物で畳の上に正座だったらしい。
それが真っ白いブレザーに机と椅子に変わったのだから、慣れていないのも仕方がない。




「あの、お二人は仲が良さそうですが、どのような関係ですか？」




先ほどの会話を聞いていたのか、興味深々な顔をして、
クラスメートの１人が俺たちにそう訊いてくる。

騒ぎになるのは嫌だな.と.思い、後ろの橙山に少し助けを求めたが
「知らん、自分でどうにかしろ。」.と.目で訴えられ、桃井に会いに行ってしまい、
仕方ないので本当のことを話すこ.と.にした。

Aに悪い虫がついては、困るからな。




「俺の婚約者(フィアンセ)だよ。」




その後、体育館の1/4程度の広さの教室中に女子の甲高い
黄色い歓声が響いたのは言うまでもない。




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急に文章中に「.と.」が出たので、驚いた読者様もいるかもしれません。
実は、「と」を使うと９０％以上の確率でその後の文章が
謎の漢字だらけに化けてしまうので、どうしようかと考えた結果、こうなりました。
今までずっ.と.表現を変えていたのですが、どうしても自分が最初に考えた
文章通りのもので話を書きたい.と.思ったもので。

きちんと説明分には注意書きしておきます。

このせいで、緑間くんヒーローのあの小説、
「バ.ト.ン」が使えなかったんだっ！！

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