Green14 ページ15
それから40分後。
午後の競技が始まり、さっそく玉入れ。
俺は毎日の練習通りのフォームで大量に玉を入れ、貢献した。
クイズでは、白熱し、結局俺と赤司、橙山の3人の対決となり、
個人戦に見えて一応チーム戦なので、1:2という状況。
結局、3組は2位だった。
……最近、勉強が出来るようになってきた青峰をメンバーに
入れるべきだったか…?いや、アイツは教科の勉強は出来ても
雑学は出来ないから、意味なかったか。
そして、会長はというと、俺が競技に出場し終わると、
玉入れのときもクイズのときも「お疲れ様。格好良かったよ。」と
言ってくれるだけだった。
……まぁ、格好良かったと言われたのは嬉しくなくもないが…。
それから、本日の大目玉、部活動対抗騎馬戦もあった。
勝ったら部費が50万も貰える。これはどの部活動も勝つ気満々で挑むので
どの競技よりも盛り上がるのだ。
ということで、バスケ部も本気で参戦。
1部活、騎馬は3騎までだが、そのうちの2騎は俺と紫原。
当然のように圧勝し、部費50万をゲットした。
あっちからしたら、俺らは規格外のサイズらしい。
まぁ、最初は出場したくもなかったのだがな。
赤司に「参加してこい」と言われたとき、俺も紫原も断ったが、
紫原は岡山に大量に菓子を作ってもらう約束を取り付け、
俺も赤司にお汁粉3ヶ月分奢って貰うということで、参加を決めたのだ。
終わった俺は会長の傍へ向かう。
すると、いつも通り「お疲れ様。格好良かったよ。」と
言われたはずなのに、テンションが上がっているように聞こえた。
90人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2018年1月11日 15時